ながぐっちゃん

鶴見洋介、馬暁麗、氷見倫子、横田知沙

大人は横歩き、こどもはまっすぐに歩き、協力してながぐぅの足跡を完成させる。

協力:土浦恵教会

※この作品は映像のみの展示です。

∞ムゲンダイ

鐸木芳実

∞ムゲンダイは、一人で組み上げるのは難しい、数人の仲間で組み上げてい
く立体パズルである。組み合わせ方は無限大にあり、友達や家族とコミュニケー
ションを取りながら楽しく遊ぶことができる。

※この作品は映像のみの展示です。

Camereon

伊藤達仁

Camereonは、被写体の意識の中にひっそりと溶け込み、家族の団欒のふとした一瞬を切り取るカメラである。そうして撮影された自然体の家族写真は蓄積され、家族の歩みを記録したアルバムとなる。

※この作品は映像のみの展示です。

Musicfruit

池内隼生、内山俊朗

Musicfruitは、音の詰まった果実が実る不思議な植物をイメージした楽器であり、果実(風船)が空を舞いながら音を奏でる仕組みになっている。風船が奏でる音楽を聴き、空を舞うカラフルな風船を観て、やわらかく張りのある風船を触り、風船の空気に乗って出てくるフルーツの香りを嗅いで、果実の味を想像する、五感で楽しむ楽器である。

2010年2月:音戯の郷 音の彫刻コンクール 最優秀賞

※この作品は映像のみの展示です。

箱音と箱無音

山田英次郎

箱音と箱無音は「音を集めて遊ぶ」玩具である。六つの小箱に音を録音し、録音した音を使ってオルゴールのように演奏することが出来る。生活音・楽器音・言葉などが遊びの要素となり、どんな音をどのように組み合わせるかと言う、ひらめきや試行錯誤で、遊びの幅が広がる。

2010年2月:音戯の郷 音の彫刻コンクール 優秀賞

※この作品は映像のみの展示です。

博士論文:感性評価を用いた形態認識の特性 ―デザインにおける有効な視覚コミュニケーションのための試み―

李美龍

感性を通した評価から形態認識の特性を探り、それをデザイナーとユーザの視覚コミュニケーションに役立てる研究。
平面図形、立体図形、イメージとスケッチなどを題材として、それらの評価構造の比較から、形態認識は、一般的・客観的認識と、個性的・主観的認識が組み合わさっていることを実験で確認した。そしてその使い方には「認識の境界」があり、デザイナーとユーザで使い方が違うことを見出した。

指導:李昇姫

博士論文:創造的活動における脳血流変化の特性

永盛祐介

デザインするとき制約条件と脳活動の関係を脳血流によって測ってみると、配色デザインでは「デザインできる余地」という制約が厳しいときにデザイナーと非デザイナーには脳活動の違いがあり、素材の制約からは創造性に関わる脳部位の活動がデザイン経験で異なっていた。また、「難しさ」の感じ方によって脳活動が違っていた。結局、難しい課題を解決しようとするときに非意識的創造的なこころの機能=感性が使われていることを知ることができる.

指導:山中敏正

博士論文:リハビリテーション医療に係わる用語の分析 —終末期医療に係わる印象語に焦点を当てて—

櫻井卓郎

緩和ケアを対象としたリハビリテーションにおいて、患者と専門職の関係を調べた。
テキストマイニングによって、緩和ケアについてのネットワークの記述や実際の症例に基づいた緩和ケアのカルテを分析すると、重要な言葉を視覚的に把握できるため直感的なコミュニケーションに役立つばかりか、作業療法、理学療法、医師間で、さらには患者の関係者との間でも患者の状態を感じるためのコミュニケーションに効果が期待できることがわかった。

指導:山中敏正

博士論文:輪郭イメージを用いた、彩色に現れる行動の特徴に関する研究

梁元碩

彩色という基本的なデザイン行為が,教育経験によってどのように変化するのか探る研究。
彩色行動を,色鉛筆+塗り絵を用いた実験によって計量的に捉えて解釈した。結果、デザイン教育によってトーン調整のような全体のバランスを取りながら充実した表現にする彩色行動が強くなり、彩色対象の形の意味の影響を受けにくくなる。デザイン教育を受けていない被験者は要素の彩色が主体となり、塗り方も彩色対象の意味性に影響されやすいことがわかった。

指導:山中敏正

博士論文:展示におけるマインズオンに関する研究 -デザインフェアを事例とするコネクタの役割-

尹泰九

芸術作品展示では、キュレータ、インタプリタなどが活躍するのにデザインの展示にはサポータが不在である。デザインの展示では、五感を使った体験志向のハンズオン展示は鑑賞者の理解度が高く、マインズオンはワークショップとの組み合わせで、デザイナーの考えの理解と鑑賞者の反応をデザインの改善に活かすことができる。そこにはデザイナーと鑑賞者をつなぐ役割が必要性で、その有効性を実践的に確認して、新しい役割「コネクタ」を提案した。

指導:蓮見孝