渡 和由

プレイスメイキング手法による人と組織と生活環境の元気づけ

渡 和由

芸術系|准教授

我が国には、沈んだ気運とつまらない社会、それを助長する環境が蔓延していると絶望していました。そこで、人が各自の楽しみや居場所を選択でき、元気が出る創造的な社会と環境を取り戻すための手法を40年程模索してきました。「プレイスメイキング」概念を応用し、従来の都市環境づくりの手法とは逆順の方法を提唱し普及活動をする課程で、共感いただいた多くの方々に出会いました。活動と時間と場を優先しその枠組みの形態デザインを組み合わせる手法です。近年は、行政機関や民間組織が行う場の利用を優先にした社会実験や、新たな生活環境を目指す官民連携や民民連携事業の条件づくりの支援を中心とした実践を展開しています。

主な研究テーマ

プレイスメイキング(人の主体的な居場所づくり)の生成に関わる要素
プレイスメイキングを促すサイトプランニング(活動・場・空間の配置計画)
一人一人のプレイスメイキングを目指す社会実験の実践
民間組織の環境改善力を促し活用する条件づくり
各種民間企業や組織が活躍するPFIやPPPによる地方創生支援
国土交通省・UR都市機構や各種行政機関のプレイスメイキング施策支援
大規模自転車道等の活動インフラ施策支援と「スポーツ環境デザイン」促進

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