あおくんときいろちゃん

あおくんときいろちゃん

毛細管現象を活用した時間表現装置

水が細い管や狭い隙間を重力にさからって進んでいく現象のことを「毛細管現象」と言います。今回は、釣りに使うナイロンテグスの束で毛細管現象が起こることに着目し、それを応用して時間表現装置をつくることを試みました。中心部分の水槽からは、約三万本のテグスが放射状に伸びていて、毛細管現象によって水槽の中の水は常に外側に向かって運ばれています。そこにインクを垂らすと、テグス内部の水の流れに乗ったインクがゆっくりと外側に広がっていきます。時計の短針からは黄色のインクを、長針からは青色のインクを垂らすことで、二つの色が別々のスピードで回り始め、一時間に一回、交差した地点で緑色が生まれます。

MEMBERS:

  • 王尾仁思
  • 内山俊朗(指導教員)

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