beacon
身体の動きで演奏する電子楽器
beaconはパーソナル化の傾向にある従来のデジタル楽器とは違い、人が集まり体を動かしながら音を奏でることができる空間を生み出す新しいプロダクトです。誰でも気軽に楽しめるという性質と、練習と創意工夫によって新たな芸術表現へとつながる性質を併せ持っています。音楽によって、人と関わりを持つ場を提供することを目的とし、学校教育、レクリエーション、フィットネス、リハビリテーション、新しいゲーム、競技、新しい芸術表現などのシーンで利用されることを想定しています。
MEMBERS:
- デザイナー:京谷実穂(芸術専門学群 デザイン専攻 情報デザイン領域)
- デザインディレクター:内山俊朗 講師(感性認知脳科学専攻/芸術専門学群)
- プログラマー:鎌谷崇広(情報学群 情報メディア創成学類)
- エンジニアリングディレクター:鈴木健嗣 講師(知能機能システム専攻/工学システム学類)
2008年当時の所属
More Info
- 2008年2月:筑波大学芸術賞(最高賞)
- 2008年6月:8th International Conference on New Interfaces for Musical Expression 採録、イタリア
- 2008年6月:第4回デジタルコンテンツシンポジウム船井賞
- 2008年12月:アジアデジタルアート大賞展 入賞
- 2010年7月:SIGGRAPH 2010 Emerging Technologies 採録、アメリカ
- 2010年8月:インタラクティブ東京 2010 日本科学未来館
- 2011年9月:アルスエレクトロニカ 2011 キャンパス展、オーストリア
2009年3月27日~31日に六本木のAXIS GALLERYにて開催されたkansei x tsukuba x design 展における作品紹介の模様です。
beaconでモーニング娘。のLOVEマシーンを演奏しました 。日本テレビ「はんにゃのこの手があったか!」(2009年11 月28日放送)出演のために練習した曲です。スタジオでは左奥のパートをはんにゃの金田さんが担当しました。
beaconを使ってバッハの「主よ、人の望みの喜びよ(Jesu, Joy of Man’s Desiring)」を演奏しました。
テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2009年12月8日放送)の「トレンドたまご」のコーナー出演のために練習した曲です 。放送では正面のパートをテレビ東京の前田真理子アナが演奏しました。12月ということでクリスマスにマッチする曲を選曲しています。
CM、新世紀エヴァンゲリオン、ウサビッチのBGMなどでもおなじみの曲です。
beaconで「My Favorite Things(私のお気に入り)」を演奏しました。
テレビ朝日「スーパーモーニング」(2009年12月8日放送)の「スパモニ情報局」のコーナーに出演しこの曲を演奏しました。テレビでは全国ネット生放送のプレッシャーで演奏ミスをしてしまいましたが、この動画の撮影時の演奏は一発で成功しています。
beaconを使って水戸黄門の主題歌「ああ人生に涙あり」を演奏しました。
TBS「革命×テレビ」(2010年11月28日放送)出演のために練習した曲です。研究室のメンバーがお手本を見せて、雨上がり決死隊(宮迫博之さん、蛍原徹さん)と小林麻耶さんが演奏に挑戦しました。
beaconは中心からの距離の応じて1mm単位で音階を設定することができますが、あまり細かすぎると演奏の難易度が極端に高くなってしまいます。また、beaconの標準設定では12cmごとに音階が一つ変化するようになっていますが、一曲を失敗なく演奏するにはかなりの練習が必要です。
そこで、演奏する曲があらかじめ決まっている場合は、beaconの演奏サポート機能が有効です。演奏前にbeaconのシーケンサーに演奏する曲を入力すると、beaconの中心から「近く」「真ん中」「遠く」というように演奏者の動きを3つの位置で指示するコンテが出力されます。演奏者は、そのコンテ通りに動くことができれば、完璧な曲が演奏されます。
たった3つの動きだけですが、全員がその通りに動くのは意外と難しく、適度な難易度でbeaconの演奏を楽しむことができます。