©Fondation Foujita/ ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2019 [E3263]

作者生没:1886東京 – 1968チューリヒ(スイス)
制作年:1926年頃
技法材質:油彩、布
寸法:46.0×65.0cm
署名:画面右下に署名「Foujita[横書] 嗣治[縦書]」
展覧会歴:「茨城県近代美術館コレクション展+筑波大学所蔵 石井コレクション展」茨城県つくば美術館 2007年10月5日-28日 cat. 2。
文献:Sylvie Buisson et Dominique Buisson, La vie et l’oeuvre de Leonard-Tsuguharu Foujita, Courbevoie (Paris): ACR, 1987, p.382, no.26.20: Nu assis à la chaussure, fig.
所蔵番号:2005-JO-IS005

作品解説:
本作品は、藤田がパリで華々しい成功をおさめた時代の様式的特徴を端的に示している。彼は、日本の伝統的な浮世絵と西洋の古典的な女性裸体像とを巧みに融合させ、繊細かつ優美な線で描かれた乳白色の肌の裸婦像をつくりだした。本作品では、波うつ布の上で横向きにすわった裸婦が、両手両足を前方に伸ばしながら、左足に靴を履くしぐさを示し、憂いのある眼差しをこちらに向けている。構図も寸法も本作品と極めて近い、習作と思われる個人蔵の素描がある。また、天蓋付きの寝台に横たわる裸婦を描いている点では、茨城県近代美術館所蔵の油彩画と類似している。