名誉教授・篠田守男先生の作品を体芸図書館で展示

芸術社会貢献推進室ではこれまで体芸図書館2階のカウンター前に「石井コレクション」の陶磁を展示してまいりましたが、このたび「UTAC 筑波大学アート・コレクション University of Tsukuba Art Collection」のサテライト展示として、本学名誉教授、篠田守男先生の作品《TC6106》をご覧いただくことにいたしました。

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1966年に高村光太郎賞を受賞するとともにヴェネツィア・ビエンナーレに出品し、アーティストとしての地歩を固めた篠田先生は、1979年から94年まで、芸術専門学群および大学院修士課程芸術研究科で総合造形分野の教授として教壇に立たれました。現役のアーティストとしてのキャリアに加えて、その教育実績によりISC国際彫刻センターの優秀彫刻教育者賞をアジア人として初めて受賞されました。

本学所蔵の作品《TC6106》は、アメリカの思想家にしてデザイナー、建築家のバックミンスター・フラーの構造理論に影響を受けた篠田先生が、1950年代以降ライフワークとした、鋼鉄線の張力と圧力で金属の塊を中空に固定させる立体作品シリーズ「TC(Tension and Compression)」の1点です。

(web掲載画像では、篠田先生が描いたドローイングのある木箱に作品が載っていますが、その木箱は展示されません)

[芸術社会貢献推進室・寺門臨太郎]