名古屋へ

08/12/02

29日土曜日、愛知県名古屋市同朋学園にて行われたシンポジウム
「やさしい美術 -いのちの現場で育まれるアート・デザイン-」
に参加してきました。
やさしい美術とは、名古屋造形大学の学生有志により
主に愛知県内の病院、福祉施設と協働し作品を作っていく
平成14年から継続されているアートプロジェクトです。
昨年から文科省の現代GP事業に採択されています。
(詳しくはこちら)

シンポジウムでは
やさしい美術のディレクター高橋伸行さんによる活動報告と、
コーディネーター林容子さんの公演、
のち、そのお2人に加えて
医療人類学者の小林昌廣さん
生命倫理学者の田代俊孝さん
やさしい美術の活動拠点のひとつである足助病院院長の早川富博さん
によるディスカッションが行われました。

林さんの公演は欧米の病院におけるアート活動の紹介や
実際に林さんが日本で行っているアーツ・アライブの紹介など、非常に興味深い内容でした。
特に英国でのアートインホスピタルは、活動母体(NPOのようなもの)が充実しており、それが社会に根付いました。
ある病院では、緊急事態の際に呼ぶ「ナースコール」ならぬ、
「アーティストコール」なるものがあり、
アーティストと一緒に何かしたい!という時には待機中の芸術家が呼ばれて出かけていくそうです。
その病院では3人のアーティストがきちんと雇用されているそう。

つづきはまた後日・・・