フィナーレ「はるまちさい」

09/01/28

1月28日、SOHフェスをしめくくるお祭り
「はるまちさい」
が行われました。
この日集まったのは13の屋台出店者と、4つのステージ発表団体です。

「はるまちマーケット」と題された屋台の連なりでは
ビラを見て遊びに来てくださった方や、会計待ちの患者さんが
興味深々に売り物を覗き込んでいました。
わいわいと賑やかで、外来ロビーが商店街の一角のようになりましたよ。

ここではお金のかわりに「物々交換」の仕組みをとりました。
交換するのはみかん1個でもせんべい1枚でも、折鶴でも、
いい笑顔でも、ちょっといい小話でも、肩もみでも構いません。
ベットでくす玉を作って持ってきてくださるお客さんもいました。
そこに込められたちょっとした気持ちと気持ちを交換してもらうためです。

普段学校という限られたコミュニティを中心にしている大学生が
自分の手で作った作品を介して
ご老人や小さな子供と1対1でコミュニケーションをしている様子を見て
このままきっと出会うことのなかった人と人をつなげていきたい、
定期的にマーケットを開いていきたいな、と思いました。

今回のマーケットでは、大学の窯で焼かれた器や
手編みの小物や手芸作品、異国の写真等が並ぶ屋台、
似顔絵や、希望に沿った言葉をその場で書いてくれる書道の屋台、
ちいさなこたつを広げて健康相談をする屋台もありました。
院内のスターバックスコーヒーさんもミニコーヒーを配ってくださいました。

また、アスパラガスは交換できるものを用意したい!という方のために
「ものづくりブース」として「アスパラボ」というラボラトリー(研究所)を出店しました。
屋台で対価となるものを、ここで作ることができるように
主にフエルトやもこもこのモールを用意して、ブローチや指輪等
身に付ける「触って心地よい」「色鮮やかな」ものをお客さんと一緒に作りました。
またSOHフェスのワークショップを振り返る意味でも
おてがみかきゆめの道具も用意し、屋台の方へメッセージを届けられるようにしました。
アスパラボは椅子が足りなくなるほどの大盛況でした。

はるまちさい後半には「はるまちステージ」があり、
医学フィルの演奏、芸専合唱団の美しいハーモニー、
マジシャンズクラブによる芝居仕立てのマジックで、祭りを彩ってくれました。
アスパラガスは「あしの音楽隊」に扮して歌と踊りを披露しました。
マジシャンの手元から大きなレインボーの旗がばさっ!と現れたときには、
わあ!と駆け寄ってくる子供の姿が見られました。
演奏中は手拍子、合唱も起こっていました。

はるまちさいは2時間のみの小さなおまつりでしたが、
反省点も多々あり、今後の希望も見えた、内容の濃い充実した機会でした。

参加団体の皆様、附属病院の皆様ご協力ありがとうございました。

 

報告が長くなってしまったので、あとはアスパラガスのブログにて
写真を公開したいと思います。
はるまちさいだけでなく、SOHフェス全体も写真で振り返れたらな、と思います。
用意ができるまでもう少々お待ちください。