自主企画展「白」 2016年6月6日~6月10日

T+自主企画展「白」が開催されます。
会場:アートギャラリーT+
会期:2016年6月6日(月)~6月10日(金)

この企画展は、昨年改修されたT+ギャラリーをもっと身近に感じてほしいと考え企画した公募展です。
今回は学群二年生から院生まで様々な専攻の十一名に、平面・立体の垣根を超えて「白」をテーマとした作品を提出していただきました。
白には「あらゆる光を反射する時の色」「はっきりしている」「混じりけのない」「何も書いていない」等、様々な意味合いがあり、その捉え方には作者の個性が色濃く表れます。
また、白い壁はT+ギャラリーの特徴でもあり、新しくなったギャラリーで行う初めての企画展に相応しいテーマとしてこの言葉を設定いたしました。
ぜひ空間と作品との対比も併せてお楽しみください。

T+白ポスター


「彩」 小谷恵子、他 2016年5月30日~6月3日

展覧会「彩」が開催されます。
会場:アートギャラリーT+
会期:2016年5月30日(月)~2016年6月3日(金)
出展者:小谷恵子(クラフト領域木工4年)
    伊藤杜音(クラフト領域陶磁3年)

陶と漆の器を展示します。


T+review

 「彩」という展示名と、サイケデリックなポスターからは考えられないような落ち着きがギャラリーには広がっていた。壁側とガラス側に置かれた2つのシンプルな縦長の机には陶器と漆器が交互に置かれ、全部で9点の作品が展示されている。
 陶器や漆器と聞くと古風で慎ましいイメージを私は持っていたが、展示されている作品はどれもそのイメージとは異なっていた。漆器は様々な色による不思議な模様がキラキラと輝き、陶器はその鮮やかなトルコブルーが目に飛び込んでくる。こんなにも陶器や漆器を時間をかけてじっくりと鑑賞するのは初めてだった。よく考えると、この色鮮やかな作品たちは元は色のない木や土だったのだ。その色のないものたちが展示者たちの手によって、様々な色を得て、鑑賞者の目を引くような作品となった。まさしく「彩」である。ギャラリーに静かに置かれている艶やかで鮮やかな器たちは、陶と漆によるその独特な色で私たち鑑賞者を惹きつけ、楽しませてくれた。(宮崎茜)

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「焼肉とグラタンとお父さん」大城ひかり、他2016年5月23日~5月27日

「焼肉とグラタンとお父さん」が開催されます。
会場:アートギャラリーT+
会期:2016年5月23日-5月27日
出展者:大城ひかり(VD領域4年)
山ノ井梨紗子(VD領域4年)

俵万智さんの短歌をモチーフに、大城と山ノ井がそれぞれイラストとエフェメラを制作します。

やきにく


「平日展」野濱ありさ、他2016年5月16日~5月20日

「平日展」が開催されます。
会場:アートギャラリーT+
会期:2016年5月16日-5月20日
出展者:
・岩村梨央 (VD領域3年)
・神山朝美 (クラフト領域3年)
・坂上有希乃 (VD領域3年)
・野濱ありさ(構成領域3年)
・疋田奈菜 (構成領域3年)

平日も、がんばる。5人でがんばる。

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「garden : spring」五十嵐理乃2016年5月9日~5月13日

「garden : spring」が開催されます。
会場:アートギャラリーT+
会期:2016年5月9日-5月13日
出展者:五十嵐理乃(総合造形領域、4年)

写真の展示を行います。


T+review

春は色に溢れる季節だ。桜は満開になり、多くの木々が芽吹いている。厳しい冬を抜けた先のよろこびである。しかし、この作品の、モノクロームで描き出された春にはどこか憂いを感じた。写真に映る白く優しい光には暖かみがあるが、そこから浮き出るように哀しさが 強調される。
「目に映る世界こそが全てであると どうして断言できましょうか」(本作品コンセプト より)
たとえば、目の前の人が笑みを浮かべていたとしても、自分は相手が嬉しいのか嘲笑っているのか、本当のことはわからない。だから、人のこころは表面にあらわれる現象を追うだけでは理解しえない。そのことを本作品は春という題材の彩度を消すことで、直接的に表現していると思われる。その表現意図も、写真に映りこむ対象の配置や構成を気遣うことで強さを増すように感じられる。(濱田洋亮)

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