「そらいろ」河崎優香 2014年6月2日~2014年6月6日
展覧会「そらいろ」が開催されます。
会場:アートギャラリーT+
会期:2014年6月2(月)~2014年6月6日(金)
出展者:河崎優香(筑波大学芸術専門学群構成専攻ビジュアルデザイン領域4年)
会場:アートギャラリーT+
会期:2014年6月2(月)~2014年6月6日(金)
出展者:河崎優香(筑波大学芸術専門学群構成専攻ビジュアルデザイン領域4年)
移り変わり続けるもの。ちょっと見上げて考えてみた。
T+review
空が映っている。展示者にしか分からない、展示者の日常と地続きになったかけがえのない一枚に収まった一枚がそこにはあった。
日付と共に撮影された写真を見て、日付自体を作品とし制作した日向温の作品に似たものを感じたのは私だけだろうか。大人になればなるほど、24時間は短くなる。意識しなければ時間というものはあっという間に過ぎ去ってしまう。今日という日に何があったのか、どんなことがあったのか。どんな人と出会い、どんな会話を交わしたのか。カメラを持ち、空を見上げた展示者は何を思っただろう。この空の向こうに、私たちの、展示者の、どんな日常があったのだろう。
ただ、展示者の撮影した写真の日付が近いことは残念だ。長期的な視点で撮影した空を見たかったと感じてしまう。これは、撮影され展示された空が全て同じようなものに見えてしまったということもある。展示の趣旨としては変化の乏しい同時期の空を撮影した方が意図が伝わるのかもしれないが、「展示」ということを考えてみてほしい。
しかし、そう思いながら過ぎた日付を見ても、その一日を私は思い出すことが出来なかった。こういう時、無性に幼い頃が懐かしくなるのは私だけだろうか。
