作者生没:1911宮崎 – 1960東京
制作年:1959年
技法材質:油彩、カンヴァス
寸法:45.2×37.8cm
署名:左上に署名・年記「QEi 59」
展覧会歴:「茨城県近代美術館コレクション展+筑波大学所蔵 石井コレクション展」茨城県つくば美術館 2007年10月5日-28日 cat. 6; 「生誕100年記念 瑛九展」宮崎県立美術館 2011年7月16日-8月28日, 埼玉県立美術館 2011年9月10日-11月6日 cat. 8-34。
文献:本間正義監修『瑛九作品集』1997年 日本経済新聞社 col. ill. p. 114。
所蔵番号:2005-JO-IS002

作品解説:
本名、杉田秀夫。14歳で郷里の宮崎から上京し、日本美術学校洋画科に入学したが一年で退学。のちオリエンタル写真学校開学中にフォトグラム(カメラを介さずに印画紙の上に直接対象物を置いて感光させる技法)やフォトコラージュ(写真の切り貼りや二重露光などの方法でイメージを合成する技法)による作品を発表。一方で水彩画、油絵、版画なども幅広く手がけ、戦後は抽象画制作に専念。亡くなるまでの三年間は油絵だけに取り組み、小さな円形や四角形が画面全体を覆い尽くす表現へと向かった。本作はそうした最晩年の1点であり、青い背景に赤や黄の色斑が明滅するように重ねられた画面は、深淵な宇宙を想い起こさせる。