「4/440」 多田紅子、他 2011年1月17日~2011年1月21日
/カテゴリ: 展覧会情報/作成者: t-tasu会場:アートギャラリーT+
会期:2011年1月17日~2011年1月21日
出展者:
多田紅子(芸術専門学群デザイン専攻2年)
湯澤美麻(芸術専門学群洋画専攻4年)
浦野涼子(芸術専門学群構成専攻3年)
井出さやか(芸術専門学群構成専攻2年)
アイスホッケー部に所属する芸専4人による展示。
芸専約480人のうちの4人。専攻は異なっていてもアイスホッケーというスポーツで私たちはつながっている。
マネージャー、プレーヤー、そして芸専の学生として、アイスホッケーへの熱い想いを、作品にする。
「身体に忠実」 平野春菜 2011年1月11日~2011年1月13日
/カテゴリ: 展覧会情報/作成者: t-tasu会場:アートギャラリーT+
会期:2011年1月11日~2011年1月13日
出展者:
平野春菜(芸術専門学群構成専攻2年)
展示とパフォーマンスを行います。お気軽にお立ち寄り下さい。
T+review
サーッサーサーッ…..ドドドドドドドドッ…..スタスタ。サーッサーッ。ドドドドッ。
全てが真っ白い世界に響く鼓動のような音を耳にした瞬間、「厄介なトコに来ちゃったな。」そう思った。その恐ろしい程張り詰めた空間の中には、眼から後頭部を包帯でぐるぐる巻きにし、白い緩やかなワンピースを纏い、完璧に漂白されたようなバレエシューズを履いた女の子が独り、隙間の無い白壁に相対しているのだから。小さな手のひらを壁に掛けられたキャンバスに当てて、隠された眼で何かを一心に見つめている。
見渡す限りが白。白、白。白!
展覧会と言うのに、絵なんかどこにも見えはしない。迷子になって、自分の知るところのものが何ひとつ無いと気付く時のように背筋がゾクッとなった。
何かヒントは無いか。
白の少女とでも言い得よう彼女の手は、キャンバス上の何かを辿っている。探っている。自分の横に掛かったキャンバスにふと眼を向ける。
…..!
なんと。純白のキャンバスには小さな小さな穴が無数に空いているではないか。眼で辿るだけでも、穴の軌跡は人智の及ばぬ奇怪な動きをしている。
しかし、彼女を見る限り、自分も眼を閉じ、穴が成す造形を指先で感じてみるべき、な気がした。瞼のお陰で、今度は視界が真っ黒になった。触覚で見る表現は、視覚で見るものとは180度と言って良いほど異なっていた。彼女が瞼の裏に映し出される像を描いていることを知ってはいても、自分が触れているのが何なのかも、画面上のどこなのかも、全体がどんな形、雰囲気なのかもほとんど分からない。
厄介なトコに来て、今度は迷路に迷ってしまった。そんな気分だった。
眼を開くと、辺りが神々しいまでに明るく輝いて見え、相変わらず彼女は包帯の上から眼に手を当ててはドドドドッドドドドドドッとキャンバスに穴を開け続けている。ここで眼が覚めた。
と言いたくなるような、夢を見ていたような時間だった。瞼の裏の宇宙も、昼間に天から舞い降りてくる様に見えるミジンコもそうだけれど、人間の身体は精神とは関係無い可笑しな働きをするものだ。
その働きと、精神に働きかける起爆剤を同じフラスコに入れる時、なんと多彩な反応を見せるものだろうか。魔法のかけ方の秘密を知る彼女は、真っ白と真っ黒というモノトーンの素材を組み合わせることで、私を摩訶不思議な世界に連れ込み、脳裏に万華鏡の如く様々な色や模様を映し出してくれたのであった。(辻真理子)
「野犬」 本江七緒 2011年1月4日~2011年1月7日
/カテゴリ: 展覧会情報/作成者: t-tasu会場:アートギャラリーT+
会期:2011年1月4日~2011年1月7日
出展者:
本江七緒(芸術専門学群彫塑専攻 二年)
満月の夜の遠吠え。
T+review
タイトルにやられた。小難しいことがあまり好きではない(むしろ嫌い)な私はストレートなものに惹かれる。この直球勝負なタイトルに、展示が始まる前から大きな期待を寄せていた。
痩せ細ってはいるものの引き締まった体つきをした、真っ白い2匹の彫刻の犬。丹念に、それでいて勢いよく荒く肉付けされた犬からは、作者の情熱と、作品に対する愛情が見てとれる。空を見上げて遠吠えする犬たちは、「力強い」というより「弱々しい」。私が「野犬」でイメージしていたものが剛健で乱暴な獣だったからなのか、とても意外だった。昼間は獲物を狙って常にギリギリの状況にある野生の犬が、月夜に見せるもの悲しげな一面。その瞬間だって確かに「野犬」である。その視線の先には夜空に浮かぶ月を感じることが容易く出来る。ふと視線の先を追うと、満月が犬たちを見降ろしていた。
ギャラリー内には他にも小さな作品がいくつか展示されていて、針金で作られた虫かごの中で、図鑑から飛び出したような美しい蝶が舞う作品が目を引いた。二次元の世界に閉じ込められていた蝶たちが、虫かごのなかでひらひらと踊っている。
もう一方の壁には巨大な一匹の蝶が翅を広げた状態で掲げられていた。本物と見まがうほど精巧で緻密に作られている。作者が昆虫好きなことは前から知ってはいたが、ここまでとは!と驚嘆してしまった。
ギャラリーを出ると、外は夕暮れの一歩手前のような明るくもなく暗くもない微妙な時間。一人ベンチに座る作者を見つけた。
「あの蝶本物みたいだね。」
「ああ、あれ本物なんだ。」
さらに驚嘆した。
(武藤かおり)
「つくばサンタ展」 松林環美、他 2010年12月20日~2010年12月24日
/カテゴリ: 展覧会情報/作成者: t-tasu会場:アートギャラリーT+
会期:2010年12月20日~2010年12月24日
出展者:
松林環美(人間総合科学研究科芸術専攻VD領域MC1年)
Tanaka Itaru(VD MC1年)
Li Dong lei(VD 研究生)
Lu Qiu xia(構成 MC1年)
Kojima Yoshio(総合造形 MC1年)
大学院前期芸術専攻の授業「画像表現演習」の一環で作品展をします。
「サンタクロース」をモチーフに、アートしてしまおうという企画です。
クリスマス前のT+にヘンテコなサンタたちが集合します。よろしく。
