「洋画展」洋画専攻 2年 2016年11月21日~11月22日、11月24日~25日

「洋画展」が開催されます。
会場:アートギャラリーT+
会期:2016年11月21日(月)~11月22日(火)、11月24日(木)~11月25日(金)
出展者:洋画専攻2年

洋画コース2年総勢12名による「洋画」展を開催します。「洋画」という言葉は歴史的定義を持ちつつも、現在においてはその意味が曖昧になっている現状があります。本展では、「洋画」が生まれた日本の過去、「洋画」と他の絵画作品の境界がぼやけた現在、「洋画」の衰退が予想される未来に目を向け、出品者それぞれが「洋画」について思考した結果を提示します。

T+review

一見ただ学年で集まって好きに作品を展示するというありがちなグループ展にも見えるが、この展示の特徴は各々が「洋画」に対して考えていることを文章にして作品に添えているということだろうか。洋画をどのように捉えそこからどのように作品に表したかを説明する人もいれば、やはり洋画とは何かを自分の中で決定するのは難しいので自分の描きたいように描いたと述べる人もおり、展示者たちの顔を見知っている立場からすると、ああこの人はこんな風に考えていたのかと新たな一面を知ることができて面白かった。
 作品に対して文章で説明をつけるという展示の方法には賛否両論があるが、私は描いた人の考えていることを知ることができるという点で文章はあると嬉しい方だ。ただ文章によっては内容が抽象的すぎて余計に作者の考えが分からなくなってしまったり、ぱっと見で持ったイメージをよくよく近づいて読んでみたキャプションで変えられてしまう場合もある。難しい問題だが、そのギャップも楽しめるようになれば私も鑑賞者として更に成長できるのではないかと思った。(堀越文佳)

1476972230890