修了制作が「ADAA アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA」で受賞しました
https://www.mh-artworks.com/2024yobiandamari/yobiandamari.html
[その他の上公開情報]
https://www.mh-artworks.com/2024yobiandamari/yobiandamari.html
[その他の上公開情報]
筑波大学大学院芸術学学位プログラム修了生、比留間未桜さんのアニメーション『ヨビとアマリ』が
「第8回 渋谷佐世保TANPEN映画祭 2024」First Selectに選出されました。
https://eizousya.co.jp/stff-s/20240816-1
タイムテーブル
https://eizousya.co.jp/stff-s/sstff8th-firstselect-timetable
総合造形領域教員の村上史明(専門分野:メディアアート、現代アート)が、なごやヘルスケア・アートマネジメント推進プロジェクトに登壇し、「芸術系大学と大学病院が協同したデジタルアート」についてオンラインで講演しました。
この企画は、ワークショップやシンポジウムの実施を通じた、医療福祉施設などヘルスケアの現場におけるアートの必要性や有用性の啓発を目的としています。文化庁の「大学における文化芸術推進事業」に採択され、2018年から継続しています。
本講演会では、1)医療空間に対しての提案されるアートと2)疾病の予防を目的としたアートの2種類について紹介がありました。1については、附属病院内のデジタルサイネージモニタで上映されるアニメーション作品や大判の写真作品、アニメーションワークショップ、2については、糖尿病予防を目的としたマンガや認知症を予防するアプリについての紹介がありました。後半の質疑応答では、デジタルメディアを使用するコストの問題や医療関係者との連携の方法について議論が交わされました。
芸術専門学群で開設されている「ハイブリッドアート演習」について紹介します。担当は総合造形領域の村上史明先生です。アドビ社の動画編集ソフトウェアAfterEffectの基礎的な使い方を学びながら、アニメーション作品を制作します。今年度は、茨城県の衛生研究所と、筑波大学附属病院 から感染症予防の専門家をお招きし、薬剤耐性菌に係わる啓発活動を目的としたホスピタル・アート作品(アニメーション)をグループで作成します。内容としては、不適切な抗生物質の摂取によって、薬に対する耐性を持った病原菌が生じること、また抗生物質によって常在菌と呼ばれる、人体にとって有益な菌を殺してしまうこと、をアニメーションで効果的に表現することを目指します。
初回のガイダンスでは医師による薬剤耐性菌についての解説がありました。第2〜3回の授業では練習用素材を使用して「AfterEffect」の基礎的な概念(インターフェースの解説、タイムラインの解説、加速減速、プリコンポジションなど)を学びました。今後は、プランごとにグループに分かれてアニメーション作品の制作を行い、2023年2月頃の完成を予定しています。すぐれた作品については、茨城県内の病院や薬局、小学校で上映されることが決まっています。
以上、秋学期の授業「ハイブリッドアート演習」についての紹介でした。
筑波大学附属病院 感染症科 感染症専門医 喜安嘉彦医師によるレクチャーの風景
グループでのディスカッション
本記事では、メディア・アートや現代アート、ホスピタル・アートを主な研究分野とされている総合造形領域の村上史明先生のゼミについて紹介します。ゼミでは作品や論文の先行事例の研究・発表からはじめて、卒業論文や制作といった最終的な目標に向けて研究を進めます。毎週開催されるゼミでは、多角的な視点で意見交換が行われ、専門分野にとらわれない美学的な視座によって論理的な問題解決を試みています。また、ゼミ全体のプロジェクトとして、アルス・エレクトロニカやつくばメディアアートフェスティバルへの出品の実績があります。
所属する学生は、アニメーションやUI・UXデザイン、イラストレーション、立体造形、インスタレーション・アート、現代アート、写真など、幅広い分野の学生が所属しています。
ゼミの様子
メディアルームでの作業の様子