アートツアー「もやもやコレクションin天久保」が開催されました

ツアー形式の展示会「もやもやコレクションin天久保」が12月5日から9日にかけて開催されました。

企画は芸術学学位プログラム博士前期2年の栄前田愛香さんです。

〇概要
「もやもやコレクションin天久保」は、鑑賞者が各自で巡るスタイルのアートツアー。
配布されたカードを手がかりに、各スポットに配置された「もやもやシール」を集めよう。

〇「もやもやコレクションin天久保」について:
全ての動物は、もやもやで表すことができるーー

もやもやは、やわらかな突起部分が3つ以上の図形のことである。その図形によって全ての動物を描き表すことができるということが、アーティスト同士による対話の中で発見された。

もやもやは、物事がはっきりしない様を表現する擬態語である。動物の場合では目に見える形状を表すが、考え悩み結論がでない様を表す擬態語でもある。

アーティストたちは、常に、目に見えないそのもやもやを抱えている。そのもやもやが、いつか作品となるのである。

アーティストたちが日常で生活/制作を行っている天久保エリアには、かなりの数のもやもやが存在すると言えるだろう。その目に見えないもやもやを具現化したものが、もやもやで表わされた動物の形をしたステッカーである。

創造性のかけらであるもやもやたちがツアーガイドとなり、天久保エリアを案内する。

 

〇出品者

栄前田愛香(芸術学学位プログラム博士前期2年)、熊谷悠真(芸術専門学群2年)、佐藤珠水(芸術専門学群3年)、澤田亮(芸術専門学群3年)、村岡幸子(芸術専門学群2年)
遠藤花耶(芸術専門学群2年、ギャラリーsunny運営)、山内美奈子(芸術専門学群2年、ギャラリーsunny運営)

〇展示場所

アートギャラリーT+、sunny、旧アトリエ魚、6A123、デ演部屋、6B105

土浦ブランドアッププロジェクトの撮影が始まりました

筑波大学では、土浦市農林水産課からの委託を受けて農作物等をPRする動画制作を進めています。11/21から22にかけて、THE BACK HORNの山田将司さんが登場するシーンの撮影が実施されました。

土浦市は、東京圏から約60km圏内に位置しながらも、筑波山麓の里山風景を残す農村部から霞ヶ浦沿岸の低地まで農地が広がっています。とりわけ、日本一の生産量を誇るレンコンを始め、米、花き、そばや霞ヶ浦の水産資源などの農林水産資源が豊富です。土浦市では、その特色を活かして、農林水産物や加工品の認定を行い、土浦ブランドとして周知し、ブランド力の向上に取り組んでいます。筑波大学芸術専門学群総合造形領域村上史明研究室では、土浦市の委託を受けて、土浦ブランドアッププロジェクトでは初のPR動画の制作を進めています。企画および演出を担当するのは、芸術専門学群4年の中村音巴さんです。動画内で登場する被写体として、土浦市にゆかりのあるTHE BACK HORNの山田将司さん(ビクターミュージックアーツ所属)を起用し、11/21から2日間にかけて、レンコンの水田や醤油蔵などの土浦市内各所で撮影が実施されました。動画の完成は、2023年3月を予定しており、4月以降オンラインでの公開のほか、市内外でのイベントで順次上映される予定です。

■問い合わせ先
筑波大学芸術系 村上史明
fumiaki@geijutsu.tsukuba.ac.jp

 

【講演会】なごやヘルスケア・アートマネジメント推進プロジェクトのシンポジウムに登壇しました

総合造形領域教員の村上史明(専門分野:メディアアート、現代アート)が、なごやヘルスケア・アートマネジメント推進プロジェクトに登壇し、「芸術系大学と大学病院が協同したデジタルアート」についてオンラインで講演しました。
この企画は、ワークショップやシンポジウムの実施を通じた、医療福祉施設などヘルスケアの現場におけるアートの必要性や有用性の啓発を目的としています。文化庁の「大学における文化芸術推進事業」に採択され、2018年から継続しています。
本講演会では、1)医療空間に対しての提案されるアートと2)疾病の予防を目的としたアートの2種類について紹介がありました。1については、附属病院内のデジタルサイネージモニタで上映されるアニメーション作品や大判の写真作品、アニメーションワークショップ、2については、糖尿病予防を目的としたマンガや認知症を予防するアプリについての紹介がありました。後半の質疑応答では、デジタルメディアを使用するコストの問題や医療関係者との連携の方法について議論が交わされました。

 

 

【授業紹介】展示造形・パフォーマンスI,展示造形・パフォーマンスII

2022年10月28日(金)筑波大学開学記念館において、筑波大学芸術専門学群総合造形領域の主催するパフォーマンスの公演が実施されました。担当教員は、國安孝昌先生、村上史明先生、小野裕子先生です。今年度は体育専門学群と比較文化学類の学生を含む7名の学生が身体によるパフォーマンスアートを表現しました。

 

【授業紹介】ダイナミックインタラクションデザイン演習 

ダイナミックインタラクションデザイン演習は、幅広い視点によってデザインやアート、エンターティンメントを横断した作品を提案する授業です。情報デザイン領域の李昇姫先生と総合造形領域の村上史明先生が担当しています。この授業は、芸術専門学群と芸術学学位プログラムとして開講されており、学部生・大学院生ともに履修することができます。履修した学生は、異なる専門的な背景を持つメンバーと交流し、共に知識と視野を広げていくことができます。

今年度の授業のテーマは、「五感で感情を共鳴するインタラクション」 です。人間の感情、判断の基準となる感性的な行動をメディア技術や素材の特性を利用した、インタラクションの設計を行うことを目的としています。 授業の前半ではグループに分かれ、先行事例研究やテーマの選定、作品の提案を行い、グループ内では活発な議論が展開されました。

中間発表会の様子

作品プラン

過去の作品事例

過去の作品事例