筑波大学附属病院けやき新棟に映像作品が設置されました

12月26日に新しくオープンした附属病院けやき新棟1階ロビーに、
大型モニターが3台設置され芸術の教員や学生が制作した映像作品が上映されています。

■「みわたすつくば」村上史明(芸術系)
タイムラプスと呼ばれるコマ撮り写真で、つくばやその周辺地域の自然を撮影しています。
この作品では専用の撮影装置を開発することで、5万枚以上の高精細な写真をつなぎ、表示させることに成功しました。
肉眼では認識出来なかった自然のダイナミックな動きを確認することができます。

■「PLUS」西脇慶(芸術専門学群3年)
一枚ずつ撮影を行い、病院の地図記号をテーマとしたアニメーション作品を制作しました。

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▲「みわたすつくば」村上史明(芸術系)

【創造的復興プロジェクト(CR)】の広報誌「View vol.1」が発行されました

創造的復興プロジェクトの授業「視点構築演習」ではエリアごとに学生たちが6つのチームに分かれ、
それぞれのエリアで視察を行い、そのエリアの課題などに対してミーティングやブレインストーミングなどを重ね話し合い、
実際に被災地等で活動を行っています。

その中の1つであるプロジェクトマネジメントチームが、CRの広報誌「View vol.1」を発行しました。

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「View」では6チームに分かれ活動しているチームの活動状況や、
創造的復興プロジェクトに関係する他の授業などの紹介など豊富な内容となっています。
「View」は筑波大学内にて掲示、配布されていますのでぜひ読んでみて下さい。

創造的復興プロジェクト[CR]HP:https://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/~cr/

「パフォーマンスを語る」 筑波大学5C203教室 2012年10月13日

筑波大学名誉教授・彫刻家の篠田守男先生による講演、
「パフォーマンスを語る」が行われます。

ポケモンプロデューサーの石原恒和や、
明和電気の土佐正道が受講した総合造形「パフォーマンス」の授業について
長年携わってこられた篠田守男名誉教授からお話を伺います。

日時:2012年10月13日(土曜日)13:00-15:00
場所:筑波大学 5C203教室
どなたでも聴講できます。

後援:五十殿利治教授 大学における「アート・リソース」の活用に関する基礎的研究(科学研究費)
協力:逢坂卓郎、國安孝昌
問い合わせ先:芸術系村上史明 fumiaki@www.geijutsu.tsukuba.ac.jp

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篠田守男

1931年東京都生まれ。
筑波大学名誉教授・彫刻家
鋼鉄線の張力と圧力で金属塊を中空に固定させるTC(Tension and Compression)シリーズで知られる金属彫刻で、
奇妙で不思議な空間を創出。

日本国際美術展、宇部市現代彫刻展などに出品。
66年ベネチア・ビエンナーレ展に出品、第9回高村光太郎賞を受賞。
以後、第一回現代日本彫刻展神奈川県立美術館賞、第二回彫刻の森美術館賞、第4回朝倉文夫賞など次々に受賞。
2000年には国際彫刻センター(ISC)優秀彫刻教育者賞をアジア人として初受賞。

構成専攻学群2年生の市川航也さんがポコラート全国公募展でオーディエンス賞を受賞しました

構成専攻学群2年生の市川航也さんがオーディエンス賞を受賞した公募展の展覧会、
「ポコラート全国公募展 vol.2 受賞者展」が3331 Arts Chiyodaにて行われます。
賞を受賞した6人の受賞者展になります。

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日時:2012年09月16日(日)~2012年09月30日(日) 12:00-19:00(休場:火曜日)
入場:無料
会場:3331 Arts Chiyoda 1F メインギャラリーB

主催:千代田区、アーツ千代田 3331
企画・制作:アーツ千代田 3331

展覧会詳細ページ:http://www.3331.jp/schedule/001670.html

【地域復興プロジェクト】Site as Surface : Creative Reconstruction 福島県喜多方市

2012年7月28日から8月11日に、筑波大学の講師1名、学生6名と、
サンフランシスコ州立大学の講師1名、学生4名による、福島県喜多方市の復興支援プロジェクトが行われました。

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喜多方市は多数の蔵で有名ですが、蔵が使われず放置されている事例が多々あります。
維持費も高額で、しかし蔵を壊すのにも多額の資金が必要なことが問題になっています。
そこで、蔵をうまく活用できないだろうか?という目的で
学生たちが新しい活用法を提案するこのプロジェクトは行われました。

駅前の米蔵、三十八間蔵とその周辺の空き地を
筑波大学とサンフランシスコの学生が混合で2チームにわかれ、
その活用法を提案しました。

Aチームは筑波大学の学生2名とサンフランシスコの学生2名が駅前の米蔵を、
Bチームは筑波大学の学生4名とサンフランシスコの学生2名が三十八間蔵とその周辺の空き地を担当し、
8月10日に喜多方市のまちづくりセンターの方々や市の職員の方、
地元の方々に向けた公開プレゼンテーションを行いました。

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最終プレゼンテーションには約20名の地域の方にご参集いただき、
各チームがプレゼンテーションを行いました。

Aチームの米蔵は、「若者を呼ぶ」「成長する喜多方」をコンセプトとして上げ、
海外の喜多方に似た事例を紹介しながら米蔵を新しい複合施設にする提案をしました。
ファーマーズマーケットや農家ごとのラベルのサンプル、施設の模型を展示。
喜多方市のロゴやイメージを用いたプロジェクションマッピングは
実際に米蔵で実証し、その映像も展示していました。
駅前という場所性をうまく利用し、若者が自ら足を運びたくなるような施設を用意して
新しいかたちの蔵の活用を、視覚的にわかりやすいよう工夫して伝えていました。

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Bチームは「若者」と「水」をコンセプトとし、
たくさんの施設を合わせもつ施設ではなく、もっとシンプルな「禅」をイメージした活用法を提案しました。
蔵には水カフェや水を入れる容器をおくショップ、広場には水路が中央に流れる長いテーブル、
駐車場として使われている場所には多目的に使える新しい施設を提案しました。
湧き水がとても豊富な喜多方の水を、若者を呼ぶ1つのツールとして利用し、
かつ地元の人にももう一度美しい水の存在を再発見していただくことを目的としていました。
実際に長いテーブルを制作するなど、展示に力をいれていました。

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どちらのチームのプレゼンテーションに対しても、会場にて地元の方々から多くの意見をいただき、
そして提案に対してとても喜んでいらっしゃるご様子でした。
喜多方市の数多くの蔵を、このままにしてはいけない、
と地域の方々が再認識してくださったことが、一番の成果だったと感じます。
協力して下さった喜多方市のみなさまに感謝し、次回に繋げていけたらと思います。

■プロジェクト参加メンバー
▼筑波大学
講師:原忠信
学生:大学院2年:高嶋結
   学群3年:奥村育枝、金森陽子、瀧澤美樹、西脇慶、水本隆朗
▼サンフランシスコ州立大学
講師:Steve Jones
学生:大学院1年:Eva Rogers、Nicholas Steele、Stephanie Tang
   学部3年:Alice Clifford

facebookアカウント[Site as Surface : Creative Reconstruction]
http://www.facebook.com/pages/Site-as-Surface-Creative-Reconstruction/502701563080452