授業紹介「拡張表現スタジオ1-3」
「拡張表現スタジオ1-3」
色や形のバランス感覚を養うための基礎的な授業です。写真は立体構成の講評の様子。
徐々に変形を加えながら積み重ねることでできる柱状の立体をケント紙で制作してもらいます。
初めて紙立体に挑戦する学生も多いですが、カッター、定規、接着剤など基本的な道具の使い方から学び、
簡単な立体をいくつか制作してから本課題に臨んでもらうことで問題なく取り組めるようになります。
「拡張表現スタジオ1-3」
色や形のバランス感覚を養うための基礎的な授業です。写真は立体構成の講評の様子。
徐々に変形を加えながら積み重ねることでできる柱状の立体をケント紙で制作してもらいます。
初めて紙立体に挑戦する学生も多いですが、カッター、定規、接着剤など基本的な道具の使い方から学び、
簡単な立体をいくつか制作してから本課題に臨んでもらうことで問題なく取り組めるようになります。
プリントデザイン演習では、「平面構成総合演習」 で作成したパターンデザインのドローイングをプリントテキスタイルに刷り上げていきます。
原画をフィルム化し、大判のシルクスクリーンを制作(乳剤塗布、乾燥、感光作業)します。
フィルムはデジタルと手描きを組み合わせる事例が多く、
感光作業までにかなりの作業工程があります。
捺染作業で一気にプリントが5Mのリピートパターンとして目の前に広がる瞬間には、
原画とはまた異なる新しい作品に出会う感覚があります。
平面構成演習は、グラフィックデザインスキルの多角的な向上を目指した授業です。
前半では数理的秩序の設計から着彩する課題, 手による作業でしか作り出せない偶発的な工程による多様な素材によるグラフィカルなテクスチャを作成する課題などを制作します. 最終課題では, それぞれの課題で作成したさまざまなテクスチャーと設計した画面から, 新たなモチーフのデザインを行います.
設定テーマは幾何学的モチーフの設計, もしくは植物をモチーフとした設計の事例です.
着彩のバランス感覚, 異なるテクスチャーを組み合わせるときの要素の取捨選択など, 実践的なグラフィック作成に直結するスキルを獲得する課題内容に取り組みます.
数理的秩序に基づく画面設計/超高彩度着彩
アクシデンタルパターン: インク染み+破いた和紙
組み合わせて作成した植物モチーフのグラフィック
数理的秩序を用いた平面構成の設計
アクシデンタルパターン : サランラップによるパターン
→活用して新たに幾何学的形体パーツをデザイン
幾何学的モチーフのグラフィック
色彩構成演習では、色彩学の知識を発展させ、色彩の視覚効果や心理効果を応用した色彩構成の作品を制作しています。春学期にはテーマが与えられ1週間に1枚のペースで作品を仕上げます。
秋学期には学生自らがテーマを設定し、大きな作品に挑戦します。
「卒業研究」
日常的な担当教員とのやりとりのほか、領域全体で卒業制作作品の発表および講評の機会として、年に3回の指導会を行っています。
作品の展開分野のバリエーションは構成領域の特色を表しており、
立体造形(木材、ミクストメディア、糸を立体に的に活用したものなど)、
平面造形、プリントデザイン等多岐に渡ります。
画像は夏休み明けに実施された指導会の様子です。
指導会では構成領域の全員の学生が学年を超えて参加し、
自分自身の作品のヒントを得たり、
厳しいフィードバックを多方向の視点から得て
作品の具体的なブラッシュを重ねていく機会となります。