鑑賞スキルの広がりとは

　ワークシートは、鑑賞を深める上でもっとも手軽に活用できる支援ツールです。支援のねらいに応じて、活用するワークシートのスタイルも異なります。また、作品図版を効果的に見せたり、考えを促す物語を聞かせたり、分かりやすい資料を読ませるなど、子どもにとって書きやすいものにするための工夫が必要です。
　「鑑賞スキルの広がり」では、鑑賞者にいろいろな鑑賞スキルを体験してもらうためのワークシートや立体ツールを紹介します。ここでは、作品の要素と鑑賞者の行為の組み合わせから「鑑賞スキル」という捉え方をし、使い慣れた鑑賞スキルを「鑑賞レパートリー」と呼んでいます。