鑑賞スキルとは

 鑑賞者は、作品の主題や表現性や造形要素、そしてスタイルなどをどのように感じ取っているでしょうか。作品のそれぞれの要素について観察や分析、あるいは連想や解釈する行為などをしているのではないでしょうか。 鑑賞は、自分の好みを大切にしつつ、それに加えて作品を深く理解したり、作品の新しい意味を見つけたりし、さらに根拠に基づいた説得力のある判断へと展開するでしょう。

 

 作品の要素鑑賞の行為の組み合わせから、私ちは「鑑賞スキル」という考えを提示し、さらにそれが使い慣れたものを「鑑賞レパートリー」と定義しました。そして、鑑賞者にいろいろなスキルを体験してもらうために、作品の要素と鑑賞の行為を引き出しにした鑑賞支援ツールをつくりました。

 

                            →鑑賞支援ツールをみる