竈プロジェクト「かまどDAY」

先週の21日に、土田さんのお宅でかまどDAYが開催されました。
当日の天気がかなり心配でしたが、幸いにも雨は降りませんでした!
今回のかまどDAYでは、高校生と小学生と一緒にカレーを作るワークショップと、空き空間チーム主催の、地域の人たちとこれからの北条について話し合う「とーくCafe」を開催しました。
当日は高校生4人と、小学生3人が参加してくれました。
今までのワークショップとは違い、リハーサルであらかじめ高校生に竃の使い方とカレーの作り方を覚えてもらって、当日は高校生が主体になって小学生に教えるという形で行いました。
小学生はすごくいきいきと取り組んでくれ、高校生からも教える立場としての責任感を感じて、頼もしく思いました!
カレーの味も大人用と子供用で2種類作ったのですが、どちらもとても美味しかったです!
後半の空き空間チーム主催の「とーくCafe」では、ワークショップに参加してくれた小学生の親御さんたちも一緒に、米粉を使ったパンケーキを食べながら北条について話しました。皆さん積極的に話してくれて、思いがけない話も聞くことができ、すごく充実した時間を過ごせました!(芸術3年 町長)
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空き空間チーム「とーくcafe」開催

空き空間チームは6月21日に「とーくcafe」を開催しました。「とーくcafe」とは、北条での空き家・空き地を活用する活動の参考にするために、地元で暮らす皆さんと北条の良いところや問題点についてワークショップ形式でお話をさせていただく、というイベントです。

当日は、竈プロジェクトの「かまどday」と同時開催という形で行わせていただいたので、「かまどday」に来ていた多くの人に参加していただくことができました。小学生・高校生から大人まで幅広い年代の皆さんと打ち解けた雰囲気の中で意見交換を行い、自分たちの提案に意見をもらうだけでなく、参加者の方からも積極的にアイデアを出していただくなど、活発な話し合いを行うことができました。今後の活動につながる良いワークショップになったと思います。
そして何よりも北条の皆さんと楽しく交流できたことが嬉しかったです。準備していた米粉のパンケーキも子ども達に好評でほっとしました。

竈プロジェクトの方々、「とーくcafe」に参加していただいた方々ありがとうございました!
(社工4年 村中)

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結チーム 「WSに向けてのリサーチ完了」

今年度、10名で活動を開始した結チームでは、まず今年のWSに向けて去年、一昨年に「結の器プロジェクト」WSに参加してくださった方々の意見や感想を集めるリサーチ活動を行いました。
人数が増えたことを生かし、2チームに分かれご自宅を訪問したり、つくばから移転された方に電話でお話を伺ったり、CRの時間に学校にお越しいただき、リサーチを交えながら会話を楽しみました。リサーチをする中で、去年や一昨年のWSが楽しかったという嬉しい声や、知らない人と器をつくるより知っている人とつくりたい、器を贈るというのは気が重かった、など様々な生の声をいただき、改善余地を感じました。また、震災から4年が経過し個々の状況の変化や複雑化が垣間見えるリサーチとなりました。
さらに、リサーチと同時進行で実際に結の器を結チームのメンバーがWS形式でつくってみました。まだ結成したてのチームで、少し緊張していましたがWSを通して会話が弾み、すごく楽しく結の器を完成させることができました。
これらを元に、「やわらかな場所づくり⇨一人でできない器づくり」という目的が決まりました。今後はWSの具体的な内容や日程、広報についてさらに掘り下げて話し合い、固めていきたいと思います。(生物資源2年・吉田)

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空き空間チーム「取手アートプロジェクト(TAP)」視察

空き空間チームは5月15日に「取手アートプロジェクト(TAP)」の視察を行いました。
1999年にスタートしたTAPは、市民と取手市、東京芸術大学の三者共同により、芸術のまちを目指す取手市をフィールドに行われているプロジェクトで、「アート」という切り口からまちづくりを行っている事例として注目されています。今回は、空き空間チームの北条での空き家・空き地活用プロジェクトの参考事例として、見学をさせていただくこととなりました。
当日はスタッフの方から、空き家をアートで再生する活動など、活動内容の紹介をしていただいたり、事例の見学をさせていただいたりと非常に有意義な時間を過ごすことができました。
今回の視察で得た刺激を胸に、今後も活動を進めていきたいと思います。(社工4年 村中)
取手アートプロジェクトHP

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竈プロジェクト「復興春の北条市」に参加

竈プロジェクトは5月6日の「復興春の北条市」に参加しました。竜巻から3年が経ちます。お天気にも恵まれて、去年よりも多くの方に足を運んで頂きました。
今回は北条小学校、筑波高校の生徒と共に竃でご飯を炊くワークショップと、竃で炊いたちまきおにぎりの販売をしました。
ワークショップには小学生6名、高校生5名が参加してくれました。小学生も初めて見る竃に大喜びの様子で、楽しそうに火おこしをしてくれました。地域の方々も飛び入り参加して下さり、竃を中心に笑顔が広がる中美味しいお米が炊きあがりました。ちまきの方も無事完売し、人々にとって竃がより身近になったであろう実りのある一日でした。
(芸術3年 当田)

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大熊町チーム 会津リサーチ

6月13日に、今年2度目となる城北小学校北応急仮設住宅の訪問に行ってきました。
目的は、仮設住宅の方々に対して「夏祭り」の計画を提案という形でプレゼンをし、その場で意見交換を行う話し合いのためです。
今回は、仮設住宅地区の方々に来場者としてだけではなく、夏祭りを作る側としてもかかわって楽しんで頂きたいという思いがあり、出店者や会場装飾と広報物の制作などの点での協力をお願いしました。
仮設住宅の方々の気さくな人柄から、終始笑いが絶えない楽しい雰囲気での話し合いとなった一方で、たくさんの指摘やアドバイスを頂き、良い意味での城北地区の方々との考え方や感覚との差を感じました。そしてその差を埋めることが「夏祭り」の成功にとって重要なことであるのではないかと思いました。
また、私達が思いつかないような面白いアイデアもたくさん提案され、非常に価値のある充実した話し合いになったと思います。
個人的には、遊びに来た学校帰りの子供たちの「お祭り楽しみ!浴衣着てくね!」という言葉がすごく印象的で嬉しくてみんなが楽しめる最高の夏祭りを作りたい!という思いがますます強まりました。

この話し合いでのフィードバックを無駄にすることなく生かし、今後も城北地区の方々との交流を通して、今回の夏祭りの1つの大きなテーマである「一緒にお祭りを作る、楽しむ」ということを忘れずに活動を続けていきたいと思います。
(社会学類 鈴木秋生)

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[予告]創造的復興:視点構築論1・第8回

創造的復興:視点構築論1・第8回講義は小説家 原田マハさんをお招きして
「困難を超えて: 極限のとき、アートと文学の使命」というタイトルでお話を伺います。
どなたでも聴講できますので、ぜひご参加ください。

【講義】
会場:筑波大学 6A棟208教室
日時:6月13日(金)12:15〜13:30

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潮来チーム視察

潮来チームは、5月23日にチーム全員で潮来市へ現地視察に行ってきました。潮来市の日の出地区は東日本大震災で液状化現象などにより大きな被害が出た場所です。震災から3年たった今でも、すべての道路が補修されてはいませんでした。昨年と比べてきちんと舗装された部分、工事途中のままほとんど変わっていなかった部分を実際に見て、あまり報道されなかったその被害の大きさを実感しました(写真上)。

また水雲山潮音寺というお寺を訪問し、僧侶の橋本さんに日の出地区についてのお話を伺ってきました(写真下)。特に印象に残っているのが、幼稚園の復興が町を守ることにつながるという言葉です。ニュータウンである潮来市では親世代は故郷が別の場所にある人が多いですが、ここで生まれた子世代は潮来市が故郷になり、これからの街づくりを担うことになるかもしれません。潮音寺が経営する慈母幼稚園の活動を聞き、その積極的な姿勢に感銘を受けました。私も何か地域の力になりたいと改めて思いました。(芸術3年 山崎)

潮来チーム視察140523(上)
潮来チーム視察140523(下)

コトノハチーム 南相馬視察

今年度より比較文化学類ともコードシェアされ、「コトノハチーム」が誕生しました。領域の特性を生かし、言葉をテーマとした活動を予定しています。まずは現地へ行ってみようと、5月10日〜11日の日程で福島県南相馬市を視察しました。(学生14名、教員4名)
1日目は、津波と放射線の被害に遭われた小高地区の方々が暮らす小池長沼西応急仮設住宅にお邪魔しました。相馬市小高区役所地域振興課の松本実課長からは被害状況と復興計画、自治会長の楽伸一郎さんからは仮設住宅での生活や問題点などを具体的に伺いました。また、小高地区の被害状況は一様ではないため、東部、西部、中央、それぞれの地域から避難されている方々のお話を伺いました。夜には株式会社北洋舎クリーニング代表取締役で「つながろう南相馬!」のサポーターである高橋美加子さん宅を訪問し、貴重な映像資料を見せていただくとともに、震災後にいち早くクリーニング店を再開された経緯などをお聞きしました。
2日目は、松本課長と福島県立博物館主任学芸員の金澤文利さんに案内していただき、小高地区を視察しました。ここは避難指示解除準備区域であり、2年後の帰還が決まっているそうですが、今はまだ写真のような状況です。仮設住宅から同行していただいた楽さん、玉川さん、稲村さんの悲しそうな表情を見ると、私たちも胸が締め付けられる思いでした。
陸前浜街道、相馬小高神社、かしま福幸(ふっこう)商店街、みちのく鹿島球場なども見学させていただき、机上では分かり得ないことをそれぞれが感じた2日間でした。(高崎)

01小池長沼応急仮設住宅レクチャー

02小高地区視察

大熊町チーム 会津リサーチ

5月10日-11日と会津若松市内にある、大熊町から避難してきた方々が暮らす
城北小学校北応急仮設住宅にお邪魔してきました。
今年でこの仮設での活動は3年目となりました。
皆で白玉団子を作りながら、今年の夏祭りはどんなことをしようかと、
仮設の方と一緒に作戦を練りました。
賑やかな雰囲気の中で、充実したリサーチになったと思います。

翌日は福島県立博物館を訪問し、大熊町から避難されて、会津や須賀川で
活動されている庄司さんと鎌田さんに、お話を伺いました。
またCRの活動をサポートしてくださっている県博学芸員の川延さんと小林さんにも
福島での様々な活動を紹介いただきました。
たくさんの人のお話を直接聞く事ができ、とても内容の濃い2日間でした。
(赤木)

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