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アスパラガス
ホスピタブル・イン・ホスピタルプロジェクト
担当教員:蓮見孝(教授・プロダクトデザイン)
筑波大学附属病院リニューアルチームアスパラガスはアートやデザインを手段に病院における生活の質の向上を目指して2005年度から活動している。アスパラガスの拠点である、筑波大学附属病院内のアートステーション「SOH」からあらゆる方法で常にアートを発信することにより、院内ににぎわいをつくりだし、病院内の生活の質の向上につながるのではないかと考えている。その一つとして、過去にいくつかのワークショップを開催し、参加者が立場を超えて一人の作り手となるワークショップの必要性を感じてきた。今年度は、より多くの人に病院に関わってもらいたいという思いからアーティストを公募し、「SOH」から様々なアートを発信する試みを行なった。また「SOHフェス」では、学内の芸術以外のサークル団体にも参加してもらうことで、院内に新しいにぎわいを創出することができた。
年間スケジュール
- 2008.4
- 「あすぱらつうしん第2号」発行(100部)
附属病院職員対象アンケート実施 - 5
- 「アスパラコンペ」募集
「ひよけラボ」企画・打ち合わせ
第1回総合プロジェクト会議 - 6
- 「アスパラコンペ」審査
「ひよけラボ」開催
「あすぱらつうしん第3号」発行(200部) - 7
- ホスピタブル・イン・ホスピタル
学期末発表会
アスパラコンペ企画第1弾
「The Long Lunch」企画・打ち合わせ開始 - 8
- オープンキャンパス
筑波大学内アートギャラリーT+展示 - 9
- 「The Long Lunch」開催
アスパラコンペ企画第2弾
「病院の村 A Hamlet in the hospital」企画・打ち合わせ開始
ADP合同中間発表会
第2回附属病院プロジェクト会議
学外での活動発表
(第5回ライフ&メディカルデザイン・プラットフォーム 以下LMDP) - 10
- 「SOHフェス」企画・打ち合わせ開始
SOH設置カーテン 企画・デザイン検討開始
「あすぱらつうしん第4号」発行(200部) - 11
- 「病院の村 A Hamlet in the hospital」開催
第2回附属病院プロジェクト会議
カフェ・イン水戸「くろばね祭興のまつり」アートマーケット出張
アスパラコンペ企画第3弾「オトレール」企画・打ち合わせ開始
学外リサーチ
(名古屋造形大学「やさしい美術」)
SOHの椅子名前入りタグ設置 - 12
- 学外での活動発表(第6回LMDP)
医療シンポジウムでの活動発表
(筑波大学で日本の医療にアクション3.2.1.Q)
第4回附属病院プロジェクト会議 - 2009.1
- 「SOHフェス」開催
- 2
- 「オトレール」 開催













第1回アスパラコンペ企画
企画名:ロングランチ The Long Lunch
おのはるか(芸術専門学群構成4年)
2008.9.1ー9.31
開催場所:アートステーションSOH、 入院病棟9階食堂
『生』に密接する『食』がテーマになっており、生が身近な病院の中でのインスタレーションを行なった。お弁当に使われるバランによる芝生、オーロラカップのカーテン、スプーンとフォークのシャンデリアなどの見覚えのあるものがアートとして登場しSOHに訪れる人を驚かせた。関連企画として、材料の1つであるお弁当カップでアクセサリーを作るというワークショップも行なった。
おのはるか(芸術専門学群構成4年)
2008.9.1ー9.31
開催場所:アートステーションSOH、 入院病棟9階食堂
『生』に密接する『食』がテーマになっており、生が身近な病院の中でのインスタレーションを行なった。お弁当に使われるバランによる芝生、オーロラカップのカーテン、スプーンとフォークのシャンデリアなどの見覚えのあるものがアートとして登場しSOHに訪れる人を驚かせた。関連企画として、材料の1つであるお弁当カップでアクセサリーを作るというワークショップも行なった。

第2回アスパラコンペ企画
企画名:A hamlet in the hospital 病院の村
北澤潤(芸術専門学群構成3年)
2008.11.13ー12.3
開催場所:アートステーションSOH、中庭、病棟全域
北澤が村長となり、アスパラガスが村人としてSOHに住むという企画である。SOHと中庭にテントをたて、村人は24時間好きな時間に村で生活した。村人は病院の中を自由に歩き回り、発見や会話をノートとカセットテープに記録する。それが毎日発行される村誌≠ノ反映され、SOHや病院全域で見ることができる。期間中は毎日、病院の村定例総会も行なわれた。病院にとって全くのよそ者である「村人」が生活し交流が起こることによって、変わっていく病院と村人本人を記録することを試みた。
北澤潤(芸術専門学群構成3年)
2008.11.13ー12.3
開催場所:アートステーションSOH、中庭、病棟全域
北澤が村長となり、アスパラガスが村人としてSOHに住むという企画である。SOHと中庭にテントをたて、村人は24時間好きな時間に村で生活した。村人は病院の中を自由に歩き回り、発見や会話をノートとカセットテープに記録する。それが毎日発行される村誌≠ノ反映され、SOHや病院全域で見ることができる。期間中は毎日、病院の村定例総会も行なわれた。病院にとって全くのよそ者である「村人」が生活し交流が起こることによって、変わっていく病院と村人本人を記録することを試みた。