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フロンティアーズ

ホスピタブル・イン・ホスピタルプロジェクト

担当教員:蓮見孝(教授・プロダクトデザイン)
フロンティアーズは、筑波メディカルセンター病院と龍ヶ崎済生会病院を中心として、学外に活動の場を広げていくことを目的とするグループである。今年度は昨年度に続き、筑波メディカルセンターの検査室前廊下における展示活動として、「トリトリトリ」展と「雪花日和」展の2つの企画展を行なった。また、龍ヶ崎済生会病院健康祭りでは、前回の「はっつけ堂」に続く「帰ってきた!はっつけ堂」を出展し、訪れた多くの方々と触れ合った。そして筑波大学附属病院でのクリスマスツリーづくりでは、たくさんの華やかなリースができあがった。さらに、今年度からは新しい試みとして、筑波メディカルセンター系列のデイサービスにおけるワークショップ活動や、同病院内での展示場所の拡大を行なった。後期からは近隣にある筑波技術大学と筑波学院大学の学生ともコラボレーションをすることになり、これまで以上に多角的な意見や技術を用いることができ、より一層深みのある活動となった。
年間スケジュール
2008.6
「トリトリトリ」企画開始
8
「トリトリトリ」
第1回設置作業
第2回設置作業
第3回設置作業
9
グループ編成
「雪花日和」企画開始
デイサービスワークショップ企画開始
リハビリルーム展示企画開始
健康祭り企画開始
「帰ってきた!はっつけ堂」出勤
11
ワークショップ実施
リハビリルーム改修準備開始
クリスマスリースづくり
ワークショップ準備開始
12
「雪花日和」第1回設置作業
展示開始
クリスマスリースづくり
ワークショップ
2009.1
リハビリルーム改修作業
2
第2回設置作業
筑波メディカルセンター病院での活動
 昨年度の活動に引き続き、春から秋にかけて新館1階の検査室前廊下で企画展「トリトリトリ」を行なった。小さなトリが天井中を飛び回る可愛らしい展示となり、利用されている方からも感謝と応援の手紙が届くなど、とても有意義な展示となった。「トリトリトリ」に続く企画展「雪花日和」は12月のクリスマスシーズンから開始し、2月の模様替えを経て春まで開催された。さらに今年度は新しい試みとして病棟4階のリハビリルームの改修活動、そして同病院系列のデイサービスでのワークショップ活動を行なった。ワークショップで制作された作品は検査室前廊下の企画展にて展示された。
龍ヶ崎済生会病院での活動
 今年度も、昨年度に続き「帰ってきた!はっつけ堂」というテーマで健康祭りに出展した。今回は「はっつけ卓上カレンダー」と「皆でつなぐ100日カレンダー」という2つの企画を用意し、カラフルなビーズやフエルトを用いてカレンダーを制作するワークショップを行なった。ここで制作した100日カレンダーは、企画後も病院に飾られることになった。

 今年度は、上記の活動に加え、筑波大学附属病院でのクリスマスリースづくりワークショップ、さらに筑波大学だけではなく近隣の筑波技術大学や筑波学院大学の学生と協同する試みも行ない、組織内部外部ともに活動の場を広げることができた。今後も、アート&デザイン活動を通して病院の空間が少しでも日常的で心地よいものになるよう積極的に活動を続けていきたいと考えている。
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