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アート&デザインプロジェクト

ホスピタブル・イン・ホスピタル プロジェクト

担当教員:蓮見孝(教授・プロダクトデザイン)
今年で3年目の活動となったasparagusは、筑波大学附属病院の外来診療棟と入院病棟を結ぶ渡り廊下を「SOH」(Seeds Of Humanity)と名付け、「SOH」を拠点に附属病院におけるアートの種まきをしようと活動してきた。今年度は、約一ヶ月間アートワークショップ「co-more-bi」を開催し、「SOH」におけるアート活動を始動した。また、2012年オープン予定の産学連携エリアに誕生するミュージアム構想についての話し合いを「SOH」内で行い、「アートステーションアスパラ」を企画し、デザイン案をまとめた。そして今後も継続的に病院におけるQOLの向上を図っていくために、日常的に「SOH」を活用する方策や、「SOH」のこれからの運営や企画についての話し合いを続けている。また、附属病院でのワークショップ活動として、「.tud」が毎年行ってきたクリスマスリースづくりワークショップをホスピタブル・イン・ホスピタルで引継ぎ、入院病棟の食堂にて、看護部の協力のもとに開催した。
年間スケジュール
2007.4
「SOH」完成
5
アートワークショップ「co-more-bi」
企画・準備
6
アートワークショップ
「co-more-bi」開催
9
「SOH」における企画等のミーティング
「SOH」ドア周りに設置するオーナメント
のデザインスタディ
「アートステーションアスパラ」をデザイン
12
クリスマスリースづくり
ワークショップ
2008.1
「SOH」設置家具愛称募集
アートステーションアスパラガス
アスパラガスがワークショップについてのミーティングや準備を行うための工房である。部屋は3つに別れている。まずは、材料・道具・工具をしまう倉庫がある。アスパラガスがユニフォームに着替えるのもこの場所である。そして、ガラス張りの空間はみんなが集まって作業をしたりミーティングをする居間のような場所だ。外から中の様子が感じられるようになっている。庭は外に開放された空間で、アスパラガスがいるときは作業をこの場所でも行い、アスパラガスがいないときは医師や患者などの休憩スペースにもなる。アスパラガスは病院でどんなことをしているのか、今どんな企画があるのかということがこの空間を見ると分かるようになっている。
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