2

北条市ふたたび! プロジェクト

担当教員:安藤邦廣(教授・建築デザイン)
筑波山神社への旧参道であり、かつては筑波の中心として栄えたつくば市北条地区。北条市ふたたび!プロジェクトは昔行われていた定期市を復活させることで、街の賑わいを取り戻すことを目的としている。何度も北条を訪れ、街の人々と交流し、北条の良さを探った。その結果、私たちは北条に眠っているたくさんの宝物を発見した。それは、人の良さ・伝統的な街並・懐かしい商品・職人の光る技…北条には、これまで北条で受け継がれてきた様々なものが残っていた。この北条のよさを活かした市を開催しようと、第1回は「ふたたび!」、第2回は「ほかほか」をテーマとし、北条内外から出店者を募り、市を開催した。その中で私たちは、北条の街並に合うように竹で屋台を制作したり、手ぬぐいを制作したりした。北条市はこれからもずっと続いていくことを目標としている。
年間スケジュール
2007.5
企画・つくば
スタイルコンペ応募
6
北条商店街調査
30 軒にヒアリング
7
企画・基本デザイン
コンセプト・概要決定
北条での発表会
8
つくばスタイルコンペ通過
詳細デザイン
街との合同で北条市チーム
9
出店者募集・制作・広報
北条内外へ出店者募集
新聞・市報・TX での広報活動
10
準備
北条市開催(10.20,21)
似顔絵屋を出店
委託販売
筑波庁舎でのビラ配り
11
反省・第2 回北条市企画
12
企画・基本デザイン
2008.1
詳細デザイン・募集・準備
第2 回北条市実施(1.27)
筑波大学芋屋出店
 市開催に2度関わり、街が変わったと感じた。初めは「市はいつかできるといいね……」という反応だった。街が動き出したのは、つくば市の街活性化事業の1つであるつくばスタイルコンペに通り、市をしなければ!≠ニなってからだった。少し強引な始まり方ではあったが、バンブースを作っているところを見て、『何してるの?』と声をかけてくる小学生や、当日たまたま通りかかって立ち寄ってくれた地元の方から『これいいわね.』などと声をかけてもらい、地元の人の意識を変えるきっかけづくりができたと思う。
  一緒に活動した北条まちづくり振興会の人達も、1度目は「とにかくやってみよう!」3度目は「あれもしたい!これもしたい!」と段々気持ちが前向きになっていっている。これからも3ヶ月に1度はしたいと話している。まだ、市は発展途中である。これからもっともっと街の人が参加する市になり、北条に住む人達が北条楽しい!と思えるようになっていって欲しい。
  私自身もこの活動からたくさんのことを学んだ。普段の授業では得られない、学年を越えて専攻を越えて学校を出て感じたことを、これから大いに活かしていきたい。
ホーム > adp07 > 北条市ふたたび! プロジェクト