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筑波古道を修景する─筑波山ルネッサンス

担当教員:安藤邦廣(筑波大学教授)
このプロジェクトは、筑波山中腹の筑波山神社への旧参道であったつくば道周辺を、アート・デザインを通して修景することを目的とした。つくば道は、地域の生活道であるだけでなく、歴史的なまち並みを残す魅力的な場所であることから、筑波山へのハイカーや観光客、絵や写真の愛好家がよく訪れる場所でもある。つくばエクスプレス開通を機縁に人口が増え、新しい町が形成される中で、昔の生活が人やまち並みの中に息づいている、筑波山の裾野の持つ意味は大きくなってきている。その魅力の再発見につながるアートワークのプロジェクトを、地域の方との協働によって運営したいと考えた。今年度は、お祭りのプログラムの一環としてアイディアが実現した。学生はプログラムの企画、設計、運営、評価までの一連の活動を経験した。その中でたくさんの地域の方々や共催者との地域に寄せる思いに触れることができ、地域とのお見合いの年としての成果がみられた。
年間スケジュール
2006.4
企画
つくば道周辺の見学
筑波山ルネッサンスシンポジウム(北条・小田)の参加
アイディアの意見交換
6
模型制作
プレゼン準備
7
地域の方に向けてアイディアを発表
9
基本デザイン
実施デザイン
かまどと灯籠のデザイン
地域の方との恊働による運営計画
10
アートワーク
石倉にてかまどの制作
地域の方と筑波米の試し炊き
11
運営
田井の里の秋祭りにて学生の企画したプログラムを地域の方と恊働にて実施
12
評価
実行委員会・区長さんとの反省会合
2007.1
校内にて今年度の成果と課題を発表
2
地域の方に秋祭りの感想とつくば道の修景のヒントについてヒアリング
3
広報・企画
地域の方や他大学に取組みを広く知ってもらうため今年度の活動の冊子を制作
冊子による次年度学生への橋渡し
1年間地域で活動して得た新たな気づきを活かして再度デザイン
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