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2学食堂Re・リニューアルプロジェクト
大学を開くキャンパスリニューアルプロジェクト
担当教員:貝島桃代(筑波大学講師)
2学食堂のリニューアルから5年が経ち、壁に貼られたドット形グラフィックの老朽化が目立つようになった。そこで、本プロジェクトは、「リニューアルのリ ニューアル」として始動し、「グラフィックとして存在していたドット」に「機能を持つ2種類のドット」を組み合わせ、内装のドットのパターンを再構成する ことを提案した。1つ目のドット[function dot φ30]は平面系のアート作品を展示するためのもので、ドットのパターン上にレイアウトされた作品が新た なパターンとして展開する。2つ目のドット[function dot φ220、230]はドット型フライヤーを挿入するためのもので、フライヤーを作成する学生団体を 広く募る参加型形式を持つ。すべてのドット形に白い塗装をほどこし、白い壁に白いドットを重ねた。そのパターンは光によってレリーフのようにかすかに表 れる。この壁が展示機能をはたすとき、食堂の利用者は様々なパターンに展示されたアート作品を鑑賞することができる。今後は「機能を持つドット」を介 して、利用者や展示者の関わりが生まれるきっかけを作りたい。さらに、アート展示やフライヤーの管理、運営を学内団体に委託し、運営が継続できるよう 試みる。
年間スケジュール
- 2005.5
- リニューアル・リサーチ
(5年前のリニューアルの
老朽化の把握と使用状況) - 6
- プロジェクト立ち上げ
施設部にプレゼンテーション - 9
- スタディ
2食業者へのプレゼン
アート展示をコーディネートする
学生運営団体(GAP)との交渉 - 12
- アートウォール制作
- 2006.2
- アートウォールを利用した
アートワークの企画作成