本日のプロジェクト会議

09/08/24

本日附属病院にてプロジェクト会議が開かれました。
このような会議はアスパラガスとパプリカ、担当教員、
病院職員(経営/施設/看護師の代表)が集まって、1~2ヶ月に一度行われています。
主にこれから行われる企画案や予算の承認と、内容についての議論、
そして既に完了した活動の報告と意見交換をしています。
(前回のようにイレギュラーな内容になることもあります)
今日は名古屋市立大学より壁画制作を通して小児医療環境を研究している
岡庭さんが見学にいらしてくれました。

アスパラガスからの今回の議題は、
①アートワークショップ「なつのおちょうさん」の報告
②レジデンスアーティストの紹介と活動内容のプレゼンテーション
でした。

①では参加者数やかかった経費を表にまとめたり、
企画当初の目標を明記してワークショップの評価の指針となるようにしたり、
実際に起こった出来事(エピソード)を細かく描写して分類したり、
参加した学生スタッフの声を載せたりした報告書を提出しました。
また、スライドで期間中に院内で交わったひとたちの表情を捉えた沢山の写真も披露しました。

今回報告書にまとめるために、綿密に参加者数とその内訳を数えたのですが、
なんと463名(!)もの患者さんやお見舞いの方や、医療スタッフが参加したのですね。
間接的にはもっと多くの人たちに「なつのおちょうさん」を
共有してもらえたんじゃないかと、嬉しく思っています。
この出来事が皆さんのもとへどう伝わっていくのか、
ワークショップ終了後もささやかに病院の空気を色づけていくのか、
まだ分かりませんが、非常に楽しみです。

それから②では早速9月よりSOHにアトリエを構えて、
病院の家具や医療器具に潜むいきもの「ゴブリン」(??)の制作する小中大地さんの
企画内容のプレゼンテーションが行われました。
9月中ほぼ毎日病院に滞在する事になる、作家=ゴブリン博士の
コスチュームの議論に花が咲きました。
こちらは近いうちにお知らせができると思いますが、
作家のアトリエの再現と公開制作に興味がわいてきます。

そして、続いてのレジデンスアーティスト鈴木平人さんの紹介も行われ、
現在考えている一案を投げかけてみました。
こちらは晩秋から初冬にかけて企画が実施される予定なので、
これから益々案を練って、来月またプレゼンテーションをすることになりそうです。
夏休み中、何度も病院に訪れてフィールドワークを重ねているようです。
病院に対してどんな解釈とアウトプットを示してくれるのか、期待しています。

※レジデンスアーティストお2人を交えて、
普段は入ることのできない病院のいろんな場所を見学させていただいた
病院リサーチツアーの様子はこちらでご覧いただけます。

最後に、今年度の予算と経費手続きの流れを確認して、
今回のプロジェクト会議は終了となりました。

お忙しいところ、ありがとうございました!