製作時代:朝鮮時代 18世紀
窯名:広州官窯
員数:1
寸法:高26.7 口径11.5 底径10.8 胴21.6cm
所蔵番号:2005-KC-IS006
展覧会歴:「茨城県近代美術館+筑波大学所蔵 石井コレクション展」茨城県つくば美術館 2007年10月5日-28日 cat. 57; 「筑波大学所蔵 石井コレクション 東洋陶磁の華 —明・清・朝鮮・有田を中心に」茨城県陶芸美術館 2011年4月28日-6月19日 cat. 45。

解説:
朝鮮半島で青花磁器が製作されたのは15世紀中頃からで、李朝(1392−1910)の官窯は現在の大韓民国、広州市にあった。16世紀末から17世紀前半の豊臣秀吉や清による侵攻で一時その活動は衰退したが、1752年に官窯が分院里(プヌォルリ)に定着すると、そこを中心に多くの磁器が作られた。分院時代の育花磁器は青白色の輝くような素地が特徴であるが、本作品は淡い文様の色、素地の落ち着いた白色などから、それよりやや前のものと考えられる。口はごく低く、頸部からすぐに大きく張り出し、胴下部から底部へと細くなっていく。ふくらんだ肩部の四方に丸文が配され、それぞれ「福」「壽」「具」「之」の文字が施されている。