【行事紹介】筑波大学芸術祭での「つくばデザイン展」

10月6日から8日までの3日間、筑波大学では毎年恒例の学園祭「雙峰祭(そうほうさい)」が開催されました。同時に芸術エリアでは「芸術祭」が開かれ、作品展示や販売など多くの企画を楽しむことができました。芸術のデパートをテーマに、作品や人との素敵な出会いを演出する3日間でした。芸術祭は主に体育・芸術エリアの建物、通称5C棟と6A棟・6B棟とその周辺で行なわれました。6A棟や6B棟では、芸術専門学群のいろいろな専攻、プロジェクトごとの展示を見ることができました。
6A棟306教室では「つくばデザイン展」として、デザイン専攻2年生の課題の展示が行なわれていました。ここでの展示は毎年恒例となっています。この課題は、「子供のための家具」をデザインするという内容で、子供の行動や自由な発想力からインスピレーションを得た家具は、どれも見ごたえがありました。作品と一緒にそれぞれのコンセプトや使用図を示したパネルがあるので、着想のポイントなど、制作のプロセスを垣間見ることができます。また、この課題では提案する家具を、模型ではなく実際に作るということが必須なので、素材や大きさ、ディティールなどにも、こだわりが見られるかと思います。この課題を経て、それぞれいろいろな素材を扱うスキルが身に着いたと思うので、学生同士でも大いに語り合い、注意点やコツを皆で共有できると良いですね。
また、いつもはシンプルな5C棟も、芸術祭ではカラフルに飾り付けられ、多くの人々で賑わっていました。2階から5階まで、展示や販売、飲食などの様々な企画がぎっしり。参加型のワークショップや、受験生応援企画、一風変わったカフェなどもあり、どこから見て回ろうか迷ってしまうほどです。その上、しばしば日によって異なった企画があるので、お目当ての企画がある場合は、パンフレットをよくチェックし計画を立ててから回った方が良さそうです。企画に携わった学生たちは、それぞれ準備や運営に大変忙しい時間を過ごしてきたかと思います。しかしそうして新しいことに挑戦できたという経験が、必ず今後の自分自身を作っていくことと思います。2階の吹き抜け部分では、似顔絵屋やポストカード屋、雑貨屋などが出店し、更にフォルクローレ愛好会による爽やかな演奏が響き、なんとも良い雰囲気でした。

[デザイン専攻4年 M.I]

2年生の「キッズファニチャー」展示

2年生の「キッズファニチャー」展示


5C棟も様々な企画で賑わいます。

5C棟も様々な企画で賑わいます。


爽やかな音楽が響きます。

爽やかな音楽が響きます。