西田 麻梨果
NISHIDA Malika
博士後期1年(芸術学学位プログラム)
1st year of Degree Program in Art (Doctoral Program)
twig
140.0×120.0cm
リトグラフ、かきた紙、油性インク
Lithograph, scrap paper, oil-based ink
研究テーマ Research Title
米国版画芸術史研究とリトグラフ制作
Research on the history of American printmaking art and lithograph production
作品解説 Statement
家族を撮影した写真や、両親が譲ってくれたアルバム を見返しながら、リトグラフ技法を用いて作品制作を 行なっています。この時、下絵は用意していません。 また、技法の特性上、描画が反転してしまうこともあ まり意識していません。家族写真は私にとって、あく まで絵を描く手がかりであり、この手がかりと版を繋 ぎ止めるようにしながら「イメージ」を描くことで、 自身に関する「記録」を版画作品として残すという 一連の工程に、近頃は面白さを感じています。
I use the lithography technique to create my works. At this time, I do not prepare a rough sketch but family photos. The family photo is a clue for me to draw a picture. The images are created; to connect “clues” and “litho-plates.” Recently, I have been interested in the process of keeping a “record” of myself as print work.
西田 麻梨果
経歴
1997 東京都出身
2019 武蔵野美術大学造形学部油絵学科版画専攻 卒業
2020 三菱アート・ゲート・プログラム2020年度奨学金生度奨学生(2020/8〜2021/4))
2021 筑波大学大学院人間総合科学研究科博士前期課程芸術専攻洋画領域修了
筑波大学大学院人間総合科学学術院人間総合科学研究群芸術学学位プログラム(博士後期課程)入学
現在 同大学院博士後期課程1年次在学中
※経歴・活動は2021年12月現在のもの
主な活動
2019 第44回全国大学版画展(町田市立国際版画美術館/東京)
2020 グループ展『Present day』(ギャラリーKINGYO/文京区)
第45回全国大学版画展『優秀賞』(町田市立国際版画美術館/東京)
2021 日本版画協会第88回版画展A部門入選(東京都美術館/上野)