【授業紹介】 専門科目 硝子演習A・B

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硝子演習A・Bは、2時間続きで週に1回、1年間を通して行われる授業です。
1学期は鋳込みによる作品制作が行われました。
まず各自が自由にテーマを定め、粘土で形をつくります。
それを石膏でかたどり、中の粘土をかきだしたらブロックになっているガラスをつめて窯で焼成。
焼成後、石膏の型を割ってガラスを取り出し、余分な部分を削って形を整えます。
仕上げ方法は作品によって違い、サンドブラスト(砂を表面にふきつける加工法)によって曇りガラスのように仕上げたものもあれば、砥石やサンドペーパーを用いて磨き上げ、つるつるとした透明な肌に仕上げたものもありました。
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2011年6月22日の講評会では、各自が自分の作品のプレゼンテーションを行いました。
作品にあった台やケースを作成したり、屋外に作品を設置したり、作品を実用してみせたりなど発表方法も様々で、それぞれの人・作品の世界を楽しめる講評会となりました。
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今学期は初めてガラスを扱ったという学生が大半だったので、削りやすい形、磨きやすい形などもわからず、みなが手探りで作品を制作していきました。
途中欠けてしまったり、うまく削れなかったり、しかしそれが思わぬ良い方向へ作品を変化させていったりなど、ひとつひとつの作品がそれぞれの物語をもっています。
受講者はそうした自分の作品をつくる工程での体験を通して学習することが多くあったのではないかと思います。
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[構成専攻3年 M.N.]




担当教員:山本 耕一郎
授業名:専門科目 硝子演習A・B
開講日:1~3学期 水曜日 4・5限