今回の授業紹介は1年生が対象の、工芸基礎演習(ガラス)です。

今年度はガラスを石膏型で鋳造するキャスティングと、ガラスに専用の絵の具で色を塗って焼き付けるエナメル着彩という技法を使った作品を制作しました。

制作の手順を簡単にご紹介していきます。

はじめに、油粘土で形を作ります。ここで作った形がそのままガラスになるので、どこに色を塗りたいか考えながら丁寧に行います。

原型ができたら、その周りに壁を立て耐火石膏を流します。

石膏が固まったら油粘土を綺麗に掘り出します。型の完成です!ここに塊のガラスを入れて、850℃の窯で焼成します。

出来上がったガラスがこちら!油粘土で作った形が綺麗にガラスになっていますね。

次は、このガラスに色を塗って焼き付けます。

「エナメル絵の具」という絵の具を使って色を塗ります。

塗り終わったらもう一度窯に入れて、今度はガラスが熔けない低めの温度で焼成します。

焼き上がったら作品の完成です!色を塗った時よりも光沢が出ています。

1年生が作った作品の一部をご紹介します。出来上がった作品は、総合交流会館で開催された「ガラス展」で展示しました。ガラスの中に形が見えるような作品など、1年生たちの個性あふれる作品が並びました。

以上、工芸基礎演習(ガラス)の授業紹介でした。