【展示】「家の外の都市(まち)の中の家」展に行ってきました

東京オペラシティ アートギャラリーで開催中の「家の外の都市(まち)の中の家」を見て来ました、その感想を少し。

第12回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館で行われた「Tokyo Metabolizing」の帰国展となるこの展覧会では、本学の准教授である貝島桃代の参加する、アトリエ・ワンの〈ハウス&アトリエ・ワン〉、西沢立衛の〈森山邸〉を実物の約1/2サイズという身体的なスケールで制作するとともに、東京展独自の企画としてコミッショナー・北山恒の〈祐天寺の連結住棟〉が加わり、つながりを誘う新しい建築が紹介されています。また、変化を続ける東京という都市の行方を指し示す〈あたらしい都市のインデックス〉の展示も加わります。本展は、私たちの生活するこの東京の中で、ともに生きるための「家」のかたちを考える機会となることでしょう。

全体的な感想としては、東京の作り方(作られ方?)が映像や絵などで詳しく、わかり易く楽しく展示されていて楽しい印象を受けました。
また、館内に展示されている模型がとても可愛いらしく、特に、紙や透明なプラ板で作られた植物の模型はそのまま家にかざっても良さそうなものばかりでした。

建築や東京という都市にちょっと興味あるけど難しいのは‥と考えている方にも充分楽しめる内容なので、建築が好きな方や興味ある方にぜひ見てもらいたい展覧会です。

[デザイン専攻4年 T.S]


※詳細は以下のリンク先をご覧ください。
http://www.operacity.jp/ag/exh132/

場所:東京オペラシティ アートギャラリー
会期:2011年7月16日[土]〜10月2日[日]

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【展示】アトリエ・ワンによる展覧会のお知らせ その2

貝島桃代准教授が参加する、アトリエ・ワンによる展覧会のお知らせです。海外の展覧会となりますが、海外旅行などの際にお立ち寄りいただけましたら幸いです。

グッゲンハイムラボでオープニングパーティが開催されました。

ニューヨークに、BMWグッゲンハイムラボが8月3日にオープンしました。
都市をテーマとする展示内容で4人の研究者がホストとなり、市民を巻き込むプログラムが10週間展開されます。
敷地は、ニューヨークのローワーイーストにある空き地とそれに隣接する公園で、建物の設計はアトリエ・ワンが担当しました。
建物は都市のロッジアのような公共空間をめざしています。
今後、この建物はヨーロッパのベルリン、アジアのムンバイに移動するため、軽量化を目的にカーボンファイバーの構造でつくられています。
建築に関するコンセプトのビデオは、こちら
http://www.guggenheim.org/guggenheim-foundation/collaborations/bmw-guggenheim/architecture
現在進行中のプログラムについては、
http://www.bmwguggenheimlab.org/whats-happening/ag/exh132/
です。


場所:グッゲンハイム美術館(アメリカ ニューヨーク)
会期:2011年8月3日[水]~10月16日[日]

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【展示】横浜トリエンナーレ関連企画『新・港村』に貝島桃代研究室が出展

横浜市“新港ピア”にて行われる横浜トリエンナーレ関連企画『新・港村』に、アーキエイド(東日本大震災における建築家による復興支援ネットワーク)が出展し、牡鹿半島の復興計画のための調査 アーキエイドサマーキャンプ『半島“へ”出よ』の発表がおこなわれます。筑波大学貝島桃代研究室の発表が8月20日〜26日にありますので、横浜にお出かけの際には是非足をお運びください。

※詳細は以下のリンク先をご覧ください。
http://archiaid.org/news/1276/

【授業紹介】学外演習2日目 京都編

学外演習2日目、私たちがまず向かったのは、京都府にある大山崎山荘美術館です。
開催されていた企画展「かんさいいすなう -人はすわって考える?大山崎山荘にすわろう」を鑑賞…というより、座ってきました!そうです、見るだけでなく、実際に触り、座ることも出来るのが、この展示の醍醐味なのです。
実は私が行きたいと言い出したところなので、ひそかに、ものすごくテンションが上がってました。
美術館へと続く坂道は木々の緑に囲まれ、なんとも落ち着いた雰囲気です。岩でできた壁には、ナナフシもいましたよ!
建築家の方もよく椅子をデザインされると聞きます。椅子はシンプルで、日常生活でも基本的な家具ですが、それだけ奥深く、永遠のモチーフだなと思うのです。もちろん、こういった椅子の多くは大量生産には向かず、実際には高値が付くものと思います。より多くの人に使ってもらいたいとか、作ったものを売って生活していきたいということであれば、もっとこうしなきゃ、と捉え方も変わってくるものと思いますが、やはり誰かが特定の誰かのために作ったようなものには、ものづくりの根があるようでとても好きです。先生方の仰る「デザインは愛だ!」というお言葉を思い出すようでもあります。
さて、「かんさいいすなう」のポスターやホームページなどをご覧になったとき、まず目に飛び込んでくるのは「オーム貝のベンチ」(作・山本伸二)ではないかと思います。一見、椅子ではなく彫刻作品の抽象的なオブジェかと思ってしまうインパクトの強さです。屋外に設置してある写真もありますから、なおさらです。こんなに座面が畝っていて、幅が広いベンチなんて、座りにくくないの?と思われるかもしれません。少なくとも私はそう思っていたのですが、実はこれはお昼寝用のベンチなのだそうです。なるほど寝転んでみると、しっかりした木に支えられている、なんとも落ち着いた感じがありました。
他にもそれぞれのキャラクターを持った椅子がたくさんあり、一つ一つ語りたいところではありますが、やはりここは実際に座っていただくのが一番かと思います!この「かんさいいすなう」は2011年9月25日まで開催されているそうです。

[デザイン専攻3年 M.I]

2日目。まずは新幹線で名古屋から京都へ

2日目。まずは新幹線で名古屋から京都へ


木漏れ日の間を通って大山崎山荘美術館へ

木漏れ日の間を通って大山崎山荘美術館へ


カメラ・時計・リュックはNG

椅子を傷つけないよう、腕時計やリュックなどは外してくださいね。