【授業紹介】デザイン演習3(環境デザイン課題)最終プレゼンテーション

デザイン演習3 模型1

模型です!緻密によくできています

デザイン演習3 模型2

詳細模型もありました!人間がたくさんいます

デザイン演習3 講評中

プレゼンテーション&講評中…

2月3日に2年生が履修する「デザイン演習3」の最終プレゼンテーションが行われました。今回は環境デザイン領域の課題で、テーマは「つくばらしさをシンボライズするペデストリアン・デッキの空間演出」です。
ここで言う「ペデストリアン・デッキ(通称ペデ)」とは、筑波大学の一の矢宿舎を北端に、赤塚公園までを南北に結ぶ遊歩道のことです。総長なんと43km。その中から大学構内を除く任意のエリアを設定し、それぞれのコンセプトのもとに新しく生まれ変わったペデを提案しました!更に今回は3、4名ずつのグループワークということで、グループワークならではの利点も、苦労もたっぷりあった模様です。

どのチームも、「人ありきのデザイン」として動線やゾーニングなどを考えていました。3年生になると情報・プロダクト・環境・建築と、それぞれ異なる領域へ進みますが、まず「人」を大切にする視点を、より具体的に、深めていけると良いなと思いました。
今回先生方から、芸術系の学生の利点は「その場で手を動かして(描いて)アイディアを表現できること」なので、CADと手書き表現を上手く使い分けるように、とのお言葉をいだたきました。また、特に建築図面など、「教えてもらう」よりも「自分の表現のしたいもののために、必要なものを逐一、進んで学ぶ」ことが大切だとも知りました。

最後にグループワークについて、一人ずつ反省と感想を述べました。時間が合わなかったり、思うように意見が出せなかったり、まとまらなかったり。伝わったと思っていたことが実は伝わっていなかったり…一人で作業している分には出てこないはずの問題です。
しかしまた、そうして練られた設計案は、どれも一人では決して出てこないアイディアが詰まっていると実感しました。グループワークでは、他のメンバーの客観的な視点があることで、個人ワークのような突っ走り方は抑制されますし、グループ内で意見を出すために、自分の意見に説得力を持たせる必要も出てきます。良い意味での「個人の責任」の積み重ねが、グループ全体を良くしていけるのだとも思います。
先生の仰った通り、「努力は足し算、協働はかけ算」ですね!

さて、次回の課題はデザイン学生がほぼ必ず直面する…「ポートフォリオ」です。企業の就職試験に応募するという設定で、過去に制作した作品1点を紹介するポートフォリオを作成します。「見せ方」で作品の印象は大きく変わります。皆どのような工夫を見せてくるのでしょうか…!

[デザイン専攻2年 M.I.]