【展示】横浜トリエンナーレ関連企画『新・港村』に貝島桃代研究室が出展

横浜市“新港ピア”にて行われる横浜トリエンナーレ関連企画『新・港村』に、アーキエイド(東日本大震災における建築家による復興支援ネットワーク)が出展し、牡鹿半島の復興計画のための調査 アーキエイドサマーキャンプ『半島“へ”出よ』の発表がおこなわれます。筑波大学貝島桃代研究室の発表が8月20日〜26日にありますので、横浜にお出かけの際には是非足をお運びください。

※詳細は以下のリンク先をご覧ください。
http://archiaid.org/news/1276/

【授業紹介】学外演習2日目 京都編

学外演習2日目、私たちがまず向かったのは、京都府にある大山崎山荘美術館です。
開催されていた企画展「かんさいいすなう -人はすわって考える?大山崎山荘にすわろう」を鑑賞…というより、座ってきました!そうです、見るだけでなく、実際に触り、座ることも出来るのが、この展示の醍醐味なのです。
実は私が行きたいと言い出したところなので、ひそかに、ものすごくテンションが上がってました。
美術館へと続く坂道は木々の緑に囲まれ、なんとも落ち着いた雰囲気です。岩でできた壁には、ナナフシもいましたよ!
建築家の方もよく椅子をデザインされると聞きます。椅子はシンプルで、日常生活でも基本的な家具ですが、それだけ奥深く、永遠のモチーフだなと思うのです。もちろん、こういった椅子の多くは大量生産には向かず、実際には高値が付くものと思います。より多くの人に使ってもらいたいとか、作ったものを売って生活していきたいということであれば、もっとこうしなきゃ、と捉え方も変わってくるものと思いますが、やはり誰かが特定の誰かのために作ったようなものには、ものづくりの根があるようでとても好きです。先生方の仰る「デザインは愛だ!」というお言葉を思い出すようでもあります。
さて、「かんさいいすなう」のポスターやホームページなどをご覧になったとき、まず目に飛び込んでくるのは「オーム貝のベンチ」(作・山本伸二)ではないかと思います。一見、椅子ではなく彫刻作品の抽象的なオブジェかと思ってしまうインパクトの強さです。屋外に設置してある写真もありますから、なおさらです。こんなに座面が畝っていて、幅が広いベンチなんて、座りにくくないの?と思われるかもしれません。少なくとも私はそう思っていたのですが、実はこれはお昼寝用のベンチなのだそうです。なるほど寝転んでみると、しっかりした木に支えられている、なんとも落ち着いた感じがありました。
他にもそれぞれのキャラクターを持った椅子がたくさんあり、一つ一つ語りたいところではありますが、やはりここは実際に座っていただくのが一番かと思います!この「かんさいいすなう」は2011年9月25日まで開催されているそうです。

[デザイン専攻3年 M.I]

2日目。まずは新幹線で名古屋から京都へ

2日目。まずは新幹線で名古屋から京都へ


木漏れ日の間を通って大山崎山荘美術館へ

木漏れ日の間を通って大山崎山荘美術館へ


カメラ・時計・リュックはNG

椅子を傷つけないよう、腕時計やリュックなどは外してくださいね。


【展示】アトリエ・ワンによる展覧会のお知らせ

貝島桃代准教授が参加する、アトリエ・ワンによる展覧会のお知らせです。海外の展覧会も含まれますが、海外旅行などの際にお立ち寄りいただけましたら幸いです。

家の外の都市(まち)の中の家

場所:東京オペラシティ アートギャラリー
会期:2011年7月16日[土]〜10月2日[日]
貝島桃代准教授が参加するアトリエ・ワンの東京の住宅や、研究室が担当した東京の都市空間の調査が紹介されます。
※詳細は以下のリンク先をご覧ください。
http://www.operacity.jp/ag/exh132/

ホーエンララウシュ2ー空の橋ー

場所:OKセンター(オーストリア リンツ)
会期:2011年5月12日[木]〜10月16日[日]
アートセンターから屋上にあがって隣のショッピングモールや文化センターの屋上を回遊する展覧会です。
貝島桃代准教授が参加するアトリエ・ワンが会場構成となる木の遊歩道「リンツスーパーブランチ」を設計しています。
※詳細は以下のリンク先をご覧ください。
http://www.ok-centrum.at/?q=en/content/programm/1278

BMW グッゲンハイム ラボ

場所:グッゲンハイム美術館(アメリカ ニューヨーク)
会期:2011年8月3日[水]~10月16日[日]
ニューヨークに、BMWとグッゲンハイムによる都市に関する研究を展示する移動パヴィリオンがオープンします。
建物は貝島桃代准教授が参加するアトリエ・ワンが担当しました。移動や組み立てを考え、カーボンファイバーを構造としました。パヴィリオンは2年をかけて、ベルリン、アジアを回ります。
※詳細は以下のリンク先をご覧ください。
http://www.guggenheim.org/guggenheim-foundation/collaborations/bmw-guggenheim/architecture

【活動紹介】木造仮設住宅の見学 福島県いわき市

2011年6月28日(火)、大学院の建築構法論特講(担当:安藤邦廣)の授業で、福島県の木造仮設住宅を見学に行きました。
安藤教授が提案した板倉構法による仮設住宅が福島県いわき市で建設中です。
全て国産材を使用しており、屋根の断熱材として茅を利用しています。
(屋根茅は、6月14日撮影の現場の様子)

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【授業紹介】デザイン演習4 最終プレゼンテーション

7月1日、3年生の授業「デザイン演習4」の最終プレゼンテーションが行われました。「デザイン演習3」までは情報・プロダクト、環境・建築、それぞれの領域に関係なく皆同じ課題に取り組んでいましたが、今回から情報・プロダクトデザイン領域の学生は「デザイン演習4A」、環境・建築デザイン領域の学生は同じく「4B」を履修し、更にその中でそれぞれ2つずつ分かれているテーマのどちらかを選択するようになっています。要は、情報・プロダクト・環境・建築、それぞれの領域の課題から選択できるということです。…ということで、合計4つのテーマがありますが、プレゼンテーションは合同で行います。当日は、他のテーマを選んだ学生や先生方にも内容が伝わるように、各課題の担当の先生から課題について説明があった後に、学生によるプレゼンテーションが行われました。今年の「4A」の情報デザイン領域の課題は「日常/非日常ハイブリッド型デザインのすすめ」、プロダクトデザイン領域の課題は「感性技術を用いた2020年の心地よい生活を支援するプロダクト」。「4B」の環境デザイン領域の課題は「震災復興公園の再設計」、建築デザイン領域の課題は「ミニマル・コンプレックス」がテーマとなっています。
こちらのブログでも何度かご紹介しているように、私たちにとってはすっかり恒例のプレゼンテーションなのですが、今回はその舞台裏について少しだけ説明したいと思います。このような「最終プレゼンテーション」と呼ばれる発表会では、ほとんどの学生はA1~2サイズのパネルと模型を制作して、人によってはムービーや、パワーポイントなどのスライド資料などを加えつつ発表します。パネル1つ取ってみても、Illustratorなどのソフトを使っている人、パネルに模型を貼り付ける人、全部手書きの人などがいて、面白いです。因みに、筑波大学の各サテライトや学術情報メディアセンターなどにあるパソコンには、RhinocerosやVectorWorksなどのCADソフトが入っていたり、IllustratorやPhotoshopなどのAdobe製品が一通り揃っていたり…そういったソフトを持っていない・使ったことがないという人でも気軽に使ってみることができます。また、筑波大学は「Adobe指定校学生向けライセンスプログラム」の契約をしているため、学生はこれらの製品を割引価格で購入することもできます。こういった環境をうまく利用して、学生時代のうちにいろいろな表現法にチャレンジしてみると良いかもしれませんね!
デザイン専攻の学生にとって、メインの授業と言っても過言ではない「デザイン演習」も、1学期はこれでお終いです。そして7月5日から筑波大学は、他の多くの大学より一足お先に夏休みに入りました!2学期には、休業中に数多くの体験を通して成長した皆の作品が見られることを楽しみにしています。

[デザイン専攻3年 M.I]

課題テーマの説明

課題テーマの説明


プレゼンテーションの様子

プレゼンテーションの様子


建築デザイン領域課題の作品

建築デザイン領域課題の作品