【活動紹介】国際インターンシップ in ミラノ工科大学

3月4日から8日までの間、国際インターンシップとして、イタリアのミラノ工科大学(Politecnico di Milano/Bovisaキャンパス)にお邪魔してきました。今回イタリアへ渡ったのは、山中先生と、デザイン専攻の1年生から4年生の総勢14名。学生たちは、ミラノ工科大学の学生たちと一緒に建築模型を作るグループと、いろいろな講義に出席するグループの、2つのグループに分かれて行動しました。まず、ミラノ工科大学の紹介を受け、大学内を回りました。大学内には、Velux Labという建物があり、ここで建築組は模型制作を行なっていました。この建物は、ソーラー発電設備により電力を自給自足しており、容易に組み立てて「移動」することができます。また、ここで実際に活動をしながら、常に温度や電力使用状況などをチェックしている、実験的施設でもあります。他にも、案内していただいた学内の素材資料室には、金属やプラスチックといった様々な素材の原石や加工サンプルといった資料が並べられていました。こういった資料は、各企業が大学へ提供してくれているとのこと。建築組が模型制作をしている間、私たちはCarlo Vezzoli先生による、サステナビリティ(持続可能性)のためのシステムデザインの授業、Manuela Rubertelli先生の、ファッション製品の生産技術についての授業などを受けました。ミラノ工科大学での授業はイタリア語ではなく英語で行われているため、様々な国からの留学生がいました。その他、トリエンナーレデザインミューアム(Triennale Design Museum)や、2002年に亡くなられたアッキレ・カスティリオーニ(Achille Castiglioni)さんのスタジオ(Studio Museo Achille Castiglioni)などを見学しました。
また、ミラノ市内にある伊藤 節さんのスタジオ(STUDIO I.T.O DESIGN)も訪ねました。優れた素材や職人、流通ルートが凝縮されたミラノの街のお話を伺い、ものづくりがしやすい環境を作っていくことの大切さを実感しました。
8日には2グループ合同で、滞在中に行ったことや考えたことについてのプレゼンテーションを行いました。それぞれの面白いテーマや切り口に触れることができてとても新鮮でした。勿論、滞在中にはイタリアの美味しい料理もたくさん頂きました!ピッツァやジェラート、パニーノやパスタなどどれも美味しく、また食べたいものが多すぎて、毎回の食事をどうするか迷ってしまうほどでした。
「またイタリアに来たい」「もっといろいろな国にも行ってみたい」「今度は日本の良いところを紹介したい」という学生も多く、視野を広げる良いきっかけとなったようでした。[デザイン専攻4年 M.I]

カラフルなBovisaキャンパス内!

カラフルなBovisaキャンパス内!

ミラノ工科大の素材資料室

ミラノ工科大の素材資料室

プレゼンテーションの様子

プレゼンテーションの様子