【授業紹介】情報デザイン領域・プロダクトデザイン領域のゼミ
卒業論文は、私たち学群生にとって、初めて書く論文なので分からない事もたくさんあり戸惑いますが、このゼミを通して学んでいきます。時には厳しい指摘もありますが学生たちもそれを真摯に受けとめ、論文にいかそうと頑張っています。
[デザイン専攻4年 N.K.]

発表を聞く学生たち
卒業論文は、私たち学群生にとって、初めて書く論文なので分からない事もたくさんあり戸惑いますが、このゼミを通して学んでいきます。時には厳しい指摘もありますが学生たちもそれを真摯に受けとめ、論文にいかそうと頑張っています。
[デザイン専攻4年 N.K.]
発表を聞く学生たち
[デザイン専攻2年 M.I.]
田中さんの作品に囲まれ、いろいろなお話を伺いました。
離乳食の時期の子供のための”first spoon”
田中さん(右)に、実際に作業中の工房も見学させていただきました。
先日、店舗デザインの話についてに触れましたが、同じように授業外でのデザイン活動をしている学生たちは、まだまだたくさんいます。
今回は、筑波大学内にある庭「ミューズガーデン」の改修活動をしている学生たちに焦点を当ててみたいと思います。
それでは、改修活動を行っている学生グループ「オニワサンズ」のメンバーである、デザイン専攻2年生の多田さんのコメントをご紹介します。
– – – – – – –
筑波大学体芸棟の裏に、ミューズガーデンという庭があるのをご存知ですか。
私たちオニワサンズはミューズガーデンをもっと人が集まる楽しい場所にしようと、環境デザイン領域の鈴木先生のご協力をいただきながらミューズガーデン改修の活動を行っています。第一弾の活動は〝ハーブ園を作ろう!″。とはいってもメンバーはみんな造園や園芸に関して初心者です。ハーブ園のデザインや、植えるハーブの種類、造園の方法など、みんなで一から勉強して話し合いを重ねました。そうしてまとまったデザイン案をもとに、先生や友人に協力してもらいながら改修作業を行い、今まで殺風景だった畑にハーブ園が誕生しました。ハーブはまだまだ小さいですがこれからぐんぐん育ってきれいな花を咲かせてくれることでしょう。
もちろん私たちは改修作業だけではなく芝刈りや肥料やりなどの普段のお手入れも行っています。あまり大きくない敷地といっても自然を相手にする作業はなかなか大変です。ミューズガーデンがもっと素敵なお庭になるように、今後も楽しい活動を企画していきたいと思います。みなさんもぜひミューズガーデンを一度のぞいてみてください。
– – – – – – –
以上、多田さんからのコメントでした。実際にミューズガーデンへ足を運んでみると、スプリンクラーが回っていて、ハーブたちも幸せそうです。夏休みは明けましたが、まだまだ残暑が厳しい季節です。草むしりなどの作業も、重労働を極めることと思います。私たち一般学生も、出来る限りお手伝いしたいところです。改修して終わりではなく維持・管理などのアフターケアまできちんと行うことは、大変な労力を要しますが、とても大切なことですよね。貴重な経験になっていることと思います。何も無かったミューズガーデンを素敵な空間に成長させていく「オニワサンズ」の、今後の活躍にも大注目です!
[デザイン専攻2年 M.I.]
ミューズガーデンに変化が…!?
光る汗…
素敵なハーブ園に!
世界最大のCGとインタラクティブメディアに関するイベント「SIGGRAPH 2010」 Emerging Technologiesにおいて内山俊朗 講師らが採択され展示を行いました。
日時:2010年7月25日〜29日
場所:ロサンゼルス・コンベンションセンター
詳細:SIGGRAPH 2010 Emerging Technologies ウェブサイト
AirTilesは、レーザ光を出力する小型モジュールを空間内に自由に配置することで、実世界において簡便に幾何学図形を描画し、かつ描かれた図形によって作られた空間の計測を可能にする、まったく新しいデバイスです。
飯田一樹(筑波大学 大学院システム情報工学研究科 知能機能システム専攻 1年)
池内隼生(筑波大学 大学院 人間総合科学研究科 感性認知脳科学専攻 1年)
内山俊朗(筑波大学 大学院 人間総合科学研究科 感性認知脳科学専攻 講師)
鈴木健嗣(筑波大学 大学院 システム情報工学研究科 知能機能システム専攻 講師)
beacon 2+は、回転するレーザ光が作る光の弦を足で弾くように、複数の参加者が自身の身体動作と互いの協調により音響を生成し、空間を超えて音楽を奏でる新しい社会的音楽インタラクションを生み出します。
鎌谷崇広(筑波大学 情報学群 情報メディア創成学類 3年)
内山俊朗(筑波大学 大学院 人間総合科学研究科 感性認知脳科学専攻 講師)
鈴木健嗣(筑波大学 大学院 システム情報工学研究科 知能機能システム専攻 講師)
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先日八王子にある、トヨタデザインセミナーにデザイン専攻3年生の4人が一週間行ってきました。そこで得た事そして経験した事などを二回に分けて報告したいと思います。
トヨタデザインセミナーは東京の八王子にある、トヨタの東京デザイン研究所にて行われました。電車の駅を降りてから徒歩約10分、小高い丘の上の樹木が生い茂っているその中に東京デザイン研究所はありました。
扉をくぐってまず目に飛び込んできたのは、愛知万博でも走っていたiユニットとその発展型の車両です。その様子にわくわくしながら実際のセミナーが行われる講義室に入っていくと、そこにはこれから数年か十数年先に世の中に出るであろう自動車のモックアップやパネルが展示されていました。そしてその部屋には様々な大学や専門学校からセミナーを受ける学生達がいました。20〜30人ほどでしょうか。これからこのメンバーで1週間セミナーを受けるのです。緊張をしながらもセミナーは始まっていくのでした。
初日はまずプレゼンテーション部屋に移動し、トヨタ自動車がどんなデザインをするのか、そのポリシーは何なのかなどの説明を、スライドを交えてのオリエンテーションから始まりました。僕はここのオリエンテーション度肝を抜かれてしまいました。というのもスライドでの説明が終わったかと思うと、壁一面を覆っていたスクリーンが横にスライドしていって、その先には壁目一杯一面のガラスが。そしてそのガラス越しに見えるのはレクサスブランドのハイエンドモデルであるLF-Aが展示されていたのです。しかも電子レンジのターンテーブルのようなものの上に乗っていて、ゆっくりと回っているのです。かっこ良すぎる演出に「おぉー」という声も漏れているほどでした。
オリエンテーションが終わると今度はデザインスタジオと工房に移動しました。デザインスタジオは外から実際にトヨタのデザイナーさん達が仕事をしているところを見ました。デザイナーさん達が実際に仕事をしているのを一枚のガラス越しに見ていたのですが、見ている距離は近くとも、そこにあるガラスの壁がものすごく厚いものに感じられました。でも「いつかここのデザイナーになってやる」という他の学生の雰囲気を感じると、自分ももっと頑張ろうという気持ちに自然となりました。工房ではクレイモデラーさんたちが実際に1/1スケールのモックアップを削っていました。5人で粘度を削ったり、くっつけたりの作業を丹念に繰り返していました。モデラーの人達は自分の道具は自分で作るそうです。また、もはや職人技と言ってもいいようなその削りさばきはとても美しいものでした。
デザインスタジオと工房の見学が一通り終わるとプレゼンテーション部屋に戻り、僕らの年代で、どのくらい練習を積むかで将来の伸びしろが変わってくる事、そもそも人間が動く事移動するという事がどういうことなのか、など非常に興味をそそられるような内容のレクチャーをうけました。それにしてもレクチャーをしてくれたトヨタのデザイナーである菅原さんのトークも本当に素晴らしいものでした。一見難しそうな話でも、他の分かりやすいものに例えてとても分かりやすくレクチャーしてくれるのです。やはり第一線で活躍されているデザイナーさんはプレゼンテーションも一味違うな、と思いました。
セミナーの初日だけでものすごい体験をさせてもらい、記事を投稿したのですが、長くなってしまったのでこの続きは後編に書こうと思います。それでは。
※この記事は、機密事項を守るためトヨタの方にあらかじめご確認いただいた上で投稿しております。
[デザイン専攻3年 T.S.]