Details

TITLE :

お風呂でほっと 火照るうでまくら

CREATOR :

監物 沙耶香

About

この作品の案を思いついたきっかけは、自分で湯船に浸かる際にリラックスしようとして首を湯船の縁に乗せたとき。壁や湯船の縁はとても柔らかいものとは言えないため、頭を乗せる際にあまり居心地が良い・フィットするとは言えないだろう。そこで、ちょうど首と頭にフィットするまくらがあったら良いのではないかと考えた。

また、腕まくらにすることで愛着も出るのではないかと考えた。女性であれば筋肉質な男性の腕まくら、男性であれば女性の柔らかい太ももに、とバリエーションを考えられることも魅力の1つであると考える。

表面の素材はシリコンで、中でも人肌ゲルと呼ばれる人肌の柔らかさに似ているとされるものを使用した。シリコンは光をほんのりと通すため、赤いタップライトを中に内蔵することで、人の肌が火照った様子を表現することができる。内側はコーキング剤で補強しており、まくらとして使っても問題ないほどの強度を作成した。一番最初には指先まで制作することを目指していたが、制作費が高くなったため断念し、肩から肘までの制作になった。また、当初考えていた内蔵するライトの種類も様々あった。水温で色が変わるライトや、内蔵した温度感知のセンサーによってライトの強さを調整できるものなど。色が変わるライトは水流タップ式であるため、常に水が循環するなどの工夫をしなければ光らないが、それにはモーターを内蔵するなど、電気を扱うため危険性があると判断し別のタップライトに切り替えた。