国際シンポジウム「大学と美術の可能性を求めて」報告書を刊行しました。

昨秋開催した国際シンポジウム「大学と美術の可能性を求めて」の報告書を刊行しました。シンポジウムの概要と報告書の内容は下記の通りです。

国際シンポジウム 大学と美術の可能性を求めて

日時:2016年10月15日(土) 13:00―17:30

場所:九州大学箱崎キャンパス 旧工学部本館1階大講義室

主催:科学研究費補助金 基盤研究(A) 《大学における「アート・リソース」の活用に関する総合的研究》 課題番号 15H01874 研究代表者 五十殿利治

【開催趣旨】

この秋「九大百年 美術をめぐる物語」展(福岡県立美術館など)が開催されます。九州大学が創立以来百年にわたり、「美術」とどのように関わり、「美術」を通してどのような役割を果たしてきたのかを振り返り、未来への可能性を考える展覧会です。

この展覧会の開催に合わせ、大学が「美術」を通してなにができるのか、なにをなすべきなのか、をテーマにシンポジウムを企画しました。躍進目覚しいシンガポールの国立大学の現代美術への取り組み、韓国の大学ミュージアムの活動、また多様な芸術活動を展開する大阪大学の事例に、あわせて九州大学の新しい試みを紹介するとともに、「九大百年」展の成果もふまえながら、大学が「美術」というリソースをどのように活用するのかについて検討し、その可能性と課題について考察したいと思います。

なお、本シンポジウムは、科学研究費助成事業による共同研究《大学における「アート・リソース」の活用に関する総合的研究》(基盤研究(A) 研究代表者:五十殿利治 課題番号15H01874)の一環として行われるものです。

【目次】

後小路雅弘/ 基調報告「九大百年 美術をめぐる物語」展から・・・・・・・・・3

アンカ・ルジョイユ/ 学び続ける組織 The Learning Machine・・・・・・・・・・12

鄭于澤/ 韓国の大学博物館の役割―東国大学を中心に・・・・・・・・・・・・・・19

木ノ下智恵子/ 芸術の拡張機能と社学連携の可能性・・・・・・・・・・・・・28

尾本章/ 社会にアートをデザインする~ホールマネジメントエンジニア育成とソーシャルアートラボの可能性~・・・・・・37

ディスカッション・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46

コメンテーター 五十殿利治、橋爪節也

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