宮脇 理 編 『デザイン教育ダイナミズム』 建帛社 1993年


序  宮脇 理

第1章 デザインとデザイン教育 -基礎教育のもつダイナミズム-  福田隆真

  1. デザインについての緒論
  2. 美術教育におけるデザインの位置づけ
  3. バウハウスの遺産と教育方法
  4. ヴフテマスの残した夢
  5. 基礎教育からのダイナミズム

第2章 イギリスのデザイン教育 -Basic Design 運動を中心とした過去・現在・未来-  茂木一司

  1. 現代からの射程
  2. デザインの登場とデザイン・スクール
  3. イギリスの基礎デザイン運動
  4. 現代イギリスのデザイン教育政策

第3章 バウハウスの脱神話化  本村健太

  1. バウハウス神話の誕生
  2. バウハウス教育の諸相 -予備課程・基礎課程を中心に-
  3. バウハウスにおけるゲシュタルトゥング
  4. バウハウスの脱神話化

第4章 デザイン教育の方法 -教員養成における教材をもとに-  梅田幹博

  1. デザインと構成の分野
  2. 構成の意義と方法
  3. デザイン教育の方法
  4. 教員養成での具体的教材例
  5. まとめ

第5章 肌理教育  後藤雅宣

  1. 肌理教育の有用性
  2. テクスチュアの成立過程
  3. 触覚性と視覚性
  4. ハプティカル・アート

第6章 教室から見たデザイン教育 -データが明かす学校教材としての実像-  直江俊雄

  1. 教室で作られる「デザイン教育」
  2. 美術科の中の「デザイン」にかかわる現象
  3. デザイン教材の一覧比較
  4. デザインの過程と授業の過程

第7章 コンピュータ・グラフィックスの現在  三井秀樹

  1. コンピュータ・グラフィックスの登場
  2. コンピュータの歴史とコンピュータ・グラフィックス
  3. コンピュータ・グラフィックスによる表現の特性
  4. 造形とシミュレーション
  5. コンピュータ・グラフィックスによる造形教育

第8章 デザインと情報ゲーム  伊藤文彦

  1. デザインにおける差異と情報
  2. 情報メディアと思考の変容
  3. デザインの知識
  4. まとめと展望

第9章 「身体性」とデザイン教育  栗山裕至

  1. 「身体」をみつめること
  2. H.リードが描き出した構図
  3. 「ブラックボックス化」考
  4. 接点そして境界としての「身体性」
  5. 自然の形態と人間の英知 -結びにかえて

第10章 デューイの教育デザイン論  川路澄人

  1. 教育による社会デザイン論(Democracy論)
  2. 民主主義の基礎としての「知性」教育
  3. デューイの学校デザイン論
  4. デューイとモリス
  5. 「知性」からのデザイン教育論
  6. デューイの限界と展望

第11章 未来から考えるカリキュラム  宮脇 理

  1. 産業構造の急転換
  2. 矛盾する諸相
  3. リニア主義からの離陸を
  4. カリキュラムの論理
  5. カリキュラムをめぐる葛藤
  6. カリキュラムの人間化と限界
  7. 優先する「効率」
  8. 計画の論理
  9. 「デザイン教育」に対する関心
  10. 啓蒙を目指した「デザイン」運動
  11. 未来から考えるカリキュラム計画



[BACK]