

NAKAI Miku
2025年度修了生
かかづらひて Obsessio(2025)
素材:陶磁 制作年2025年
作品サイズ:W410×D390×H600mm
W370×D290×H630mm 2個組み
修了研究題目:
陶芸における『生きた学び』の意義 ―デンマーク・フォ
ルケホイスコーレの教育が作陶思考に与える影響―
作品「かかづらひて」及び研究報告書
そこにはないかたち(2023)
fragile《そこにはないかたち》 −『outline-01』『natural warpage-01』『deflection-01』−
fragile《presense》−“outline-01” “natural warpage-01” “deflection-01”−
outline-01: H16cm × W31cm × D 26cm 1点 / natural warpage-01: H9cm × W38cm × D32cm 1点 / deflection-01: H8cm × W32cm × D16cm 1点
陶土
ceramic
論文 : 泥漿の乾燥が収縮や亀裂に与える影響の考察 及び『outline-01』『natural warpage-01』『deflection-01』の卒業制作報告書
一般的な陶磁作品は、作者の手によって土に形や質感が与えられ、窯の中で焼成することで頑丈さと重厚感を得る。しかしそれとは対照的に、本作品は脆く繊細であり、作者の手が及ばない再現不可能性を求めたものである。
紙や布などの自然物に土を纏わせ、その素材のテクスチャや輪郭を抽出した。また、薄い作品は窯の中で高温で焼かれることによって歪む性質を持つ。その性質を生かし、作品の下に耐火性の支持体を置き、作品を支持体に沿って曲げた。これにより、作品には歪で再現不可能な形が与えられた。
窯から出た作品の表面に残った質感や形の躍動感は、そこにはない素材や支持体の存在感や生命力を強く感じさせる。かくして、儚くも美しい瞬間を切り取った作品が誕生した。