中井美玖中井美玖中井美玖中井美玖中井美玖中井美玖

中井美玖

NAKAI Miku

2023年度卒業生

綿の抱合(2022)

作品コメント

“焼失する素材”と“土”を掛け合わせることで、土だけではできない表現が生まれるのではないかと考えています。また、陶芸の「焼くと頑丈になる」という事実に対し、あえて脆い、繊細な作品の制作を試みています。

制作年:202210月

素材:たこ糸、木の枝、磁土、新うるし

サイズ:H80mm×W150mm×D150mm

追憶(2022)

作品コメント

“焼失する素材”と“土”を掛け合わせることで、土だけではできない表現が生まれるのではないかと考えています。また、陶芸の「焼くと頑丈になる」という事実に対し、あえて脆い、繊細な作品の制作を試みています。

制作年:2022年10月

素材:ドライフラワー、和紙、葉、木の枝、磁土、陶土等

サイズ:H100mm×W1200mm×D400mm

追憶(2022)

作品コメント

“焼失する素材”と“土”を掛け合わせることで、土だけではできない表現が生まれるのではないかと考えています。また、陶芸の「焼くと頑丈になる」という事実に対し、あえて脆い、繊細な作品の制作を試みています。

制作年:2022年10月

素材:ドライフラワー、和紙、葉、木の枝、磁土、陶土等

サイズ:H100mm×W1200mm×D400mm

そこにはないかたち(2023)

fragile《そこにはないかたち》 −『outline-01』『natural warpage-01』『deflection-01』−

fragile《presense》−“outline-01” “natural warpage-01” “deflection-01”−

outline-01: H16cm × W31cm × D 26cm 1点 / natural warpage-01: H9cm × W38cm × D32cm 1点 / deflection-01: H8cm × W32cm × D16cm 1点

陶土
ceramic

論文 : 泥漿の乾燥が収縮や亀裂に与える影響の考察 及び『outline-01』『natural warpage-01』『deflection-01』の卒業制作報告書

一般的な陶磁作品は、作者の手によって土に形や質感が与えられ、窯の中で焼成することで頑丈さと重厚感を得る。しかしそれとは対照的に、本作品は脆く繊細であり、作者の手が及ばない再現不可能性を求めたものである。
紙や布などの自然物に土を纏わせ、その素材のテクスチャや輪郭を抽出した。また、薄い作品は窯の中で高温で焼かれることによって歪む性質を持つ。その性質を生かし、作品の下に耐火性の支持体を置き、作品を支持体に沿って曲げた。これにより、作品には歪で再現不可能な形が与えられた。

窯から出た作品の表面に残った質感や形の躍動感は、そこにはない素材や支持体の存在感や生命力を強く感じさせる。かくして、儚くも美しい瞬間を切り取った作品が誕生した。

そこにはないかたち(2023)

fragile《そこにはないかたち》 −『outline-01』『natural warpage-01』『deflection-01』−

fragile《presense》−“outline-01” “natural warpage-01” “deflection-01”−

outline-01: H16cm × W31cm × D 26cm 1点 / natural warpage-01: H9cm × W38cm × D32cm 1点 / deflection-01: H8cm × W32cm × D16cm 1点

陶土
ceramic

論文 : 泥漿の乾燥が収縮や亀裂に与える影響の考察 及び『outline-01』『natural warpage-01』『deflection-01』の卒業制作報告書

一般的な陶磁作品は、作者の手によって土に形や質感が与えられ、窯の中で焼成することで頑丈さと重厚感を得る。しかしそれとは対照的に、本作品は脆く繊細であり、作者の手が及ばない再現不可能性を求めたものである。
紙や布などの自然物に土を纏わせ、その素材のテクスチャや輪郭を抽出した。また、薄い作品は窯の中で高温で焼かれることによって歪む性質を持つ。その性質を生かし、作品の下に耐火性の支持体を置き、作品を支持体に沿って曲げた。これにより、作品には歪で再現不可能な形が与えられた。

窯から出た作品の表面に残った質感や形の躍動感は、そこにはない素材や支持体の存在感や生命力を強く感じさせる。かくして、儚くも美しい瞬間を切り取った作品が誕生した。

そこにはないかたち(2023)

fragile《そこにはないかたち》 −『outline-01』『natural warpage-01』『deflection-01』−

fragile《presense》−“outline-01” “natural warpage-01” “deflection-01”−

outline-01: H16cm × W31cm × D 26cm 1点 / natural warpage-01: H9cm × W38cm × D32cm 1点 / deflection-01: H8cm × W32cm × D16cm 1点

陶土
ceramic

論文 : 泥漿の乾燥が収縮や亀裂に与える影響の考察 及び『outline-01』『natural warpage-01』『deflection-01』の卒業制作報告書

一般的な陶磁作品は、作者の手によって土に形や質感が与えられ、窯の中で焼成することで頑丈さと重厚感を得る。しかしそれとは対照的に、本作品は脆く繊細であり、作者の手が及ばない再現不可能性を求めたものである。
紙や布などの自然物に土を纏わせ、その素材のテクスチャや輪郭を抽出した。また、薄い作品は窯の中で高温で焼かれることによって歪む性質を持つ。その性質を生かし、作品の下に耐火性の支持体を置き、作品を支持体に沿って曲げた。これにより、作品には歪で再現不可能な形が与えられた。

窯から出た作品の表面に残った質感や形の躍動感は、そこにはない素材や支持体の存在感や生命力を強く感じさせる。かくして、儚くも美しい瞬間を切り取った作品が誕生した。