羽室 陽森
HAMURO Yoshin
博士後期2年（芸術学学位プログラム）
2nd year of Degree Program in Art (Doctoral Program)
ターバンの女
Woman in Turban
200.0×60.0×60.0cm
石膏
Plaster
研究テーマ Research Title
ブロンズモニュメントのアート・リソース化を目的とした野外彫刻管理サイクルの構築
Develop a maintenance cycle for open-air sculptures to improve bronze monuments as art resources.
作品解説 Statement
今回展示する作品は、広い空間で離れて観た時にそれらの彫刻の造形が視覚的にどのような効果を与えるかという点に主眼を置き制作された。同時にこれらの作品は、モデルと対峙し作品制作をする中で感じ取った事と向き合った結果でもある。結局のところ自身の制作を省みると、パーソナルな部分の輪郭をなぞるように、その内側と外側を行ったり来たりしているのだと思うし、そうした制作の時間はとても充実していると感じられる。
The works in this exhibition were created with a focus on the visual effect of the shapes of these sculptures when viewed from a distance in a large space. These works are also the result of my confrontation with what I felt while working with the models. Thinking back on my work, I realize that I am going back and forward between the inside and the outside, tracing the outlines of my personal space, and I feel that the time I spend creating these works is very satisfying.
羽室陽森
経歴
1994 千葉県生まれ
2017 筑波大学芸術専門学群美術専攻彫塑コース卒業
2017 フィレンツェ国立美術学院交換留学（1年）
2020 筑波大学大学院人間総合科学研究科博士前期課程芸術専攻彫塑領域修了
2021 筑波大学大学院人間総合科学学術院人間総合科学研究群芸術学学位プログラム（博士後期課程）入学
現在 同大学院博士後期課程2年次在学中
※経歴・活動は2022年9月現在のもの
主な活動
2013 第49回亜細亜現代美術展『新人賞』（東京都美術館/上野）
2016 第62回一陽展 ,’16『奨励賞』,’17『青麦賞』,‘18『特待賞』（国立新美術館/六本木）（以降2019年まで毎年出品）
2017 第29回平和を願う美術展（千葉県立美術館）（以降2019年まで毎年出品）
第7回共晶点（パレット柏市民ギャラリー/千葉）(以降毎年出品)
2019 第69回千葉県美術展覧会『千葉県文化振興財団理事長賞』（千葉県立美術館）
2020 New Ideas In Medallic Sculpture『作品買取』（Medialia…Rack and Hamper Gallery/ニューヨーク）
筑波大学修了制作展『芸術賞』（茨城県つくば美術館）
アートメダル国際交流展（豊門会館/静岡）(以降毎年出品)
2021 第50回記念日本彫刻会展覧会, ’22『新人賞』（東京都美術館/上野）（以降毎年出品）
第8回日本美術展覧会（国立新美術館/六本木）
