住み手のひとりごと 04/21/2001

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■思考の装置として

今や,生き延びるための唯一の方法は,思考することである.そこで,感性も理性もあわせて,工夫をすること,使い方を考えること.これを前提にものを作ることによって,無駄な設備を少なくすることが出来るし,生き生きと住むことが出来るのではないかと考えた.工夫をすることによって,より簡単な,より安い構造や素材を「生かす」ことができるはずであると.それは経済的な思考方法であると考えたのである.
実は,こうした考え方は,この家のもう一方の主である何台かの車の設計理念と,それらの使い手に要求される態度や社会的・経済的条件と,おもしろいほどに重なるのだ.


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