発生から考えた進化

出題:
和田洋 生命環境科系(教員)安部貴晃 生物学類3年(学生)
専門領域:
動物系統進化学イラスト制作:
磯野開 芸術専門学群1年山本麻祐子 芸術専門学群1年
目的:学会において研究成果を概念的に伝える
対象:学生・一般読者(年齢:15歳以上)
問題
脊椎動物は背骨を持っている動物の総称で、私たちが動物園で見る動物のほとんどは脊椎動物です。また、これらの動物たちは実に多種多様な形態を示しています。しかし、脊椎動物はその生涯の中で一度だけ形態が類似する時期をみせます。それは咽頭胚と呼ばれる、発生における1ステージです。咽頭胚から個体ができるまでの観察からエルンスト・ヘッケルは「個体発生は進化の歴史を繰り返す」ということを考えました。今回の課題では、分かりやすさを前提に咽頭胚からの発生を絵で描き、個体発生からみた進化を表現してもらいました。