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新選体操書の現代語要約

体を真っすぐにする方

17ページ
第 1.
(1)肩を後方に引き胸を張り、手を開いて肘を伸ばして両腕を前に出す。
(この時手の平は上を向ける。)
(2)肘を曲げながら左右の爪同士を合わせ指先を頭上につける。
(この時肘は後方に引く意識で。)
(3)両腕を頭上に伸ばす。(耳の後ろで、手の平を合わせる。)
(4)手の平を外側に向けて肘を伸ばしたまま円を描いてももの外側を叩く。
 
第2.
(1)両腕を頭上に伸ばし、右の親指を後ろから左の親指の背に合 わせて残りの指の先を合わせる。
(2)膝を曲げないで指先を床につけるように前屈する。
(頭と体を一直線にする。)
(3)体を真っすぐに戻し、両腕も再び頭上に伸ばす。
(4)手の平を外側に向け肘を曲げないで円を描いてももの外側を叩く。
 
第3.
(1)肘を曲げないで両腕を左右に胸の後ろまで開いて閉じる。(手の平 は前に向ける。)
(2)前に戻す時両手を叩く。(開く時はつまさきに体重をかけかかとを 浮かす。)
 
第4.
(1)腕を水平に伸ばし、肘を曲げないで横から上に動かし両手を叩く。
(2)肘を曲げないで水平に戻す。(手の平は上、頭上で叩く時つま先に 体重をかけかかとを浮かす。)
*この運動では肩を後方に引き、腹を内側に引き、胸を前に出すことに注意する。
● 徒手演習第一 初めの姿勢「気をつけ」
● まっすぐ立ち両かかとを合わせてつま先を60度に開く。手の平を後ろに向け体の側面に腕を接する。
 

徒手演習第一

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第1動:
(1)強く右手を開き (2)右手を強く握りしめて8数えて行う。 *左も同様に行う。
 
第2動:
(1)1動を左右交互に8回行う。
(2)1動を左右同時に8回行う。
 
第3動:
手を握ったまま腕を地面と水平に前へ出し、1動と2動の一連の 運動を行う。(右の開閉、左、左右交互、左右同時)
 
第4動:
(1)手を握ったまま両拳を脇の下に置く。(この時上腕は肩と水平にする。)
(2)両拳で脇の下を軽く叩き (3)強く右腕を横に伸ばし同時に右手を開き(この時手の平は下)
(4)右手を
(1)の状態に戻し、この動作を8数えて繰り返す。
(5)左手、左右交互、左右同時に同様の運動を行う。
 
第5動:
(1)肘を曲げずに両腕を横から頭上に上げ両手で叩く。
(2) 肘を曲げずに両腕を横から戻し両ももの側面を叩く。}これを16数えて繰り返す。
 
第6動:
(1)両腕を体につけ強く右腕を曲げて拳を胸に置き (2)右腕を下にまっすぐ伸ばす。8数えて繰り返す。
(2)左手、左右交互、左右同時に同様の運動を行う。
 
第7動:
(1)両手を腰に置き(前へならえ先頭の姿勢)頭を右に傾けて元に戻す。これを8数えて繰り返す。左も同様に行う。
(2)右に傾けまっすぐに戻し左に傾けまっすぐに戻す。これを16数えて行う。
 
第8動:
(1)7動の姿勢のまま45度の角度でおじぎをする。元に戻す。 これを8数えて行う。

徒手演習第一 No.2

26ページ
第8動:
(1)両手を腰に置き、両足は固定したままで上体を右方向にひねる。
(肘は前後を指すようにする。)
(2)元の位置に戻す。これを8数えて行う。左も同様に行う。
(3)右にひねり、元に戻し、左にひねり、元に戻す。この動作を16数えて行う。(左右交互)
 
第9動:
(1)右足を一歩前進すると同時に両拳で上胸部を叩く。
(2)強く両腕を上斜め前に伸ばし(右足はそのまま)。
(3)腕を曲げて両拳を上胸部に戻し。
(4)右足を戻して気をつけになると同時に肘を曲げず上斜め前から 下、そして後ろへ円を描き、右足を一歩前進し両拳で上胸部を 叩く。この動作を16数えて行う。左も同様に行う。 左右交互でも行う。ただし数えで16の時腕は胸の前に保持しておく。
 
第10動:
(1)両手を開いた状態で強く両腕を横に水平に伸ばしそのまま肩より後 に引く。
(2)肘を曲げないで両腕を水平に横から前へ回し、正面で手を叩く。 この動作を12数えて行う。
 
第11動:
(1)肘を曲げないで腰の後ろで両手の平を合わせる。
(2)肘を曲げないで横から頭まで両腕を回し頭手で両手を叩く。 この動作を12数えて行う。
 
第12動:
(1)両拳を肩の前に置き両肘を上斜め前から下斜め後ろに円を描く ように動かす。この動作を12数えて行う。
 
第13動:
(1)両拳で軽く上胸部を叩く
(2)再び叩く(ただし12数えるうち十分空気を鼻から吸うこと。)
(3)強く両腕を正面の斜め下方向に伸ばす。(同時に空気を口から だし、腕は体と45度の角度にする。)
(4)肘を曲げないで上に45度の角度になるまで両腕を動かす。 この動作を16数えて行う。

● 徒手演習第一No.3

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第14動:
4つ数えるうち両拳で胸を叩き(空気を吸う、4回)、次の4つで 両腕を斜め下前方にのばし手を叩く(空気を吐く、4回) この動作を32数えて行う。
 
第15動:
(1)両腕を正面に真っすぐ伸ばし、親指と中指で指を鳴らし、
(2)肘を曲げないで両腕を横に動かし(肩の水平)指を鳴らし、
(3)頭上に垂直にして指を鳴らし (4)横に伸ばして指を鳴らし、
(5)正面に伸ばして指を鳴らし、このようにして12数えて行う。
 
第16動:
(1)15動と同様に正面で指を鳴らし、
(2)横に動かして(水平)指を鳴らし、
(3)手を伸ばしたまま腰の位置まで動かして指を鳴らし
(4)横に水平の位置で指を鳴らし、このようにして12数えて行う。
 
第17動:
(1)背中の腰のあたりで両手を叩き、
(2)正面の同じ高さで両手を叩き、このようにして12数えて行う。
 
第18動:
(1)(2)1と2数える間両拳で胸の上部を2度叩き、
(3)強く両腕を横に伸ばし(手の平は開く)
(4)両拳を胸の位置に戻し、
(1)両腕を下に垂らし以下3数える間その位置で休止する。

徒手演習第二No.1用意

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両手を握り手の平が後ろで気をつけ。
 

第1動:
(1)強く両拳を外側に180度回し(つまり手の平側が前にくる)
(2)元の位置に戻す。このようにして8数えて行う。
第2動:
(1)強く両拳を胸の上部に置き
(2)強く両腕を横に伸ばし(手を握り爪は下)
(3)両拳を後ろ側に180度回し(つまり爪を上にする)
(4)拳の向きを元に戻し(爪を下にする)このようにして8数えて行う。
 
第3動:
(1)肘を曲げないで両腕を横から頭上にまっすぐ伸ばし強く 両拳を叩き
(2)肘を曲げないで両腕を横の肩水平の位置に動かし(手の平を下)
(3)肘を曲げないで両手の平で体の側部を叩き
(4)両腕を体の横肩水平の位置に戻し(手の平を上) このようにして16数えて行う。
 
第4動:
(1)両拳を胸の上部に置き、
(2)両拳で軽く胸を叩き、
(3)両拳の位置はそのままでなるべく肘を強く後ろに引き
(4) 両拳の位置はそのままでなるべく肘を前に出し、
(5)肘を後ろに戻しこのようにして12数えて行う。
*ただし肘を後ろに引く時息を吸い前に出す時息を吐くこと。
 
第5動:
(1)両拳を胸に置いたままで両肘を上斜め前から下斜め後ろに 円を書くように動かし、このようにして12数えて行う。
 
第6動:
(1)腰から上の体を右に45度傾けて、両腕を同時に横に伸ばし
(手の平は前面で開く)(両腕は一直線で体と垂直)
(2)体の位置はそのままで両肘を曲げ両手の平で軽く胸を叩き
(3)
(1)の状態に戻し、このようにして8数えて行う。(8の時体をまっすぐに戻す。)
◎左も同様に行う。 
第6動:
(1)体を右に45度傾けて両腕を横に伸ばし、                 
(続き)(2)体をまっすぐの位置に戻し両手の平で軽く胸を叩き
(3)体を左に45度傾けて両腕を横に伸ばし、
(4)(2)と同様にする。このように左右交互に16数えて行う。
 
第7動:
(1)右足を一歩(20〜25cm)前に出し同時に両腕を横に伸ばして なるべく後ろに引き
(2)右足の位置はそのままで両肘を曲げ手の平で胸を叩き、このようにして 8数えて行う。(8の時右足を元の位置に戻す。)
◎左も同様に行う。
 
第7動:
(1)右足を前に出し、(2)元の位置に戻し、(3)左足を前に出し、
(続き)(4)元の位置に戻す、両腕の動きは前の7動と同様に、左右交互の 足の動きで16数えて行う。
 
第8動:
(1)両手を腰に当て(前ならえ先頭のように)同時にかかとを素早く引き 上げ
(2)静かに体を下ろして元の位置に戻す。このようにして8数えて行う。
 
第9動:
(1)両手を腰に当て足を開いて右足をなるべく前に出し(つま先は床につける)  
(2)その位置で休止し、
(3)左足を軸に右に回転し右足をなるべく後ろに引き
(4)その位置で休止し、このようにして12数えて行う。
(1)右足を左足に合わせてもとの位置に戻し、次の3数える間その場 に休止する。左足で同様に12数えて行う。
(1)左足を右足に合わせてもとの位置に戻し、次の3数える間その場 に休止する。

徒手演習第二No.3

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第10動:
(1)両腕を正面にまっすぐ伸ばし親指と中指で指を鳴らし
(2)肘を曲げないで横に動かし肩の位置と平行にして前と同 じように指を鳴らし
(3)頭上に垂直の位置で指を鳴らし
(4)横の肩の水平の位置で指を鳴らし
(5)正面で指を鳴らし、このようにして12数えて行う。
● 前と同じやり方で正面で指を鳴らし、
● 横の肩の水平の位置で指を鳴らし、
● 横の下の方で指を鳴らし、
● 横の上の方で指を鳴らし、
● 正面で指を鳴らし、このようにして、12数えて行う。
 
第11動:
(1)両腕で軽く体の側面を叩き、
(2)再び叩いて、このようにして12数えて行う。
*肘は曲げないでなるべく両手を側面高く上げる。
 
第12動:
(1)肘を曲げないで右腕を横から頭上に垂直に上げ、
(手の平は外側に向ける)同時に左腕で体の側面を叩き、
(2)左腕を同様に頭上に上げ同時に右腕で体の側面を叩き、
(3)
(1)と同様にして、このようにして12数えて行う。
*頭は少し上げた腕の方に傾けること。)
 
第13動:
(1)両手を握り軽く胸の上部を叩き、
(2)再び叩き(
(1)と(2)で充分に鼻から息を吸う)
(3)強く両拳を正面の下の方に投げ出し(同時に息を吐き、両腕 は体と45度の角度になるようにする。)
(4)肘を曲げないで両腕を水平と45度の角度になるよう上げ、このようにして16数えて行う。(図14参照)

徒手演習第二No.4

第14動:
4数える間毎回両拳で軽く胸の上部を叩き(息を吸う)
次の4数える間毎回両腕を平行にして前の下の方に斜め に伸ばし(45度)両手を叩き(息を吐く)このようにして 32数えて行う(図15参照)
 
第15動:
(1)肘を体の側部に密接して、前腕を正面に伸ばし 両拳で内側上方から外側下方に円をえがくように動か しこのようにして11数えて行い、12で気をつけの姿勢 になる
 
第16動:
(1)強く右腕を曲げて拳を胸に持っていき、
(2)右腕を下の方にまっすぐ伸ばし拳を側部に戻し、 このように8数えて行う。 左腕も同様に8数えて行う。 左右交互、両腕同時で各8数えて行う。(図6参照)
 
第17動:
4数える間毎回一歩(12〜15cm)ずつ出す。右足を前に出すこと。
● 1の時両拳を胸の上部に置く。↓つながる。
 
第18動:
(1)強く右腕を正面に伸ばし(親指が上)
(2)腕を曲げて右拳を胸に戻し同時に左腕を正面に伸ばし、
(3)左腕を曲げて右腕を伸ばし、このようにして8数えて行う。
(1)右足をそのままの位置で右腕を横に伸ばし同時に左腕を曲 げて拳を胸に戻し、
(2)右腕を元に戻し同時に左腕を横伸ばしこのようにして8数えて行う。
(1)右足は出したままで右腕を頭上に伸ばし同時に左腕を胸に戻し、
(2)右腕を胸に戻し同時に左腕を頭上に伸ばし、このようにして 8数えて行う。

徒手演習第二

第18動:
(1)右足は出したままで右腕を下方に真っすぐ伸ばし左腕を曲げ拳を 続き  胸の位置に戻し
(2)左腕を下方に真っすぐ伸ばし右腕を曲げて腕の位置に置く、このよう に8数えて行う。
 
第19動:
4つ数える間毎回一歩ずつ、右足から後ろに下がり(ただし1のとき 左腕を曲げ胸の位置に戻す)次の4数える間毎回一歩ずつ左足 から前に進む。
 
第20動:
18動の運動を32数えて行う。
 
第21動:
4数える間毎回一歩ずつ左足を後ろに下げる(ただし1のとき左腕を 曲げて拳を胸の位置に戻す)
 
第22動:
(1)膝を曲げないで手の指が足のつま先につくように体を前屈させ
(2)その位置でそのまま
(3)体を真っすぐの位置に戻し、同時に両拳を胸の位置に置き
(4)その位置でそのまま、このようにして16数えて行う。
 
第23動:
(1)両拳で軽く胸を叩き、
(2)再び叩き
(3)強く両腕を側面に真っすぐ伸ばし、
(4)腕を曲げて両拳を胸の位置に戻し
(1)強く両腕を下方に垂直に伸ばし、次の3数える間そのまま。
 

唖鈴演習第一

47ページ

直立し両かかとを合わせつま先は60度、腕を横に垂らし手の平は後方。

第1動:
(1)両手を外に半分回し(手の平を前)
(2)元の位置に戻し(手の平を後ろ)このようにして8数えて行う。
 
第2動:
(1)両拳を胸に置き
(2)両腕を平行にして正面に真っすぐ伸ばし(手の平を下)
(3)両手を外側に半分回し(手の平を上)
(4)両手を元に戻し(手の平を下)このようにして8数えて行う。
 
第3動:
(1)両手を胸に置き
(2)両腕を側面に真っすぐ伸ばし(手の平を下)
(3)両手を後ろに半分回し(手の平を上)
(4)回した手を元に戻す(手の平を下)このようにして8数えて行う。
 
第4動:
(1) 両手を胸に置き
(2)両腕を頭上に真っすぐ伸ばし(手の平を前)
(3)両手を内側に半分回し(手の平を後ろ)
(4)回した手を元に戻し(手の平を前)このようにして8数えて行う。
 
第5動:
(1)両手を胸に置き
(2)2つの唖鈴で軽く胸を叩き
(3)唖鈴を立てて強く右腕を正面に真っすぐ伸ばし
(4)右腕を胸に戻しこのように右腕を屈して伸8数えて行う。
*左腕も同様に8数えて行う。 左右交互、左右同時にもそれぞれ8数えて行う。
 
第6動:
(1)唖鈴を立てて強く右腕を側面に伸ばし
(2)腕を曲げて右腕を胸に戻しこのように8数えて行う。
*左、左右交互、左右同時にもそれぞれ8数えて行う。
 
第7動:
(1F))強く右腕を頭上に真っすぐ伸ばし(親指が後ろ)
(2)腕を曲げて胸に戻しこのようにして8数えて行う。
*左、左右交互、左右同時にも同様に8数えて行う。
 
第8動:
(1)強く右腕を下方に真っすぐ伸ばし
(2)腕を曲げて胸に戻しこのようにして8数えて行う。
*左、左右交互、左右同時にもそれぞれ8数えて行う。
 
第9動:
(1)強く右腕を上方に真っすぐ伸ばし同時に左腕を下方に伸ばし
(2)両腕を曲げて胸に戻し
(3)強く左腕を上方に右腕を下方に伸ばし
(4)胸の位置に戻しこのようにして11数えて行う。
(1)(2)の時肘を曲げないで縦に円を描き眼の前で唖鈴を叩き合わせる。
*ただし左が上。
 
第10動:
(1)9動、12の時と同じように唖鈴を叩き合わせ
(2)左腕は眼の前に置いたまま、右腕を下方から後上部に 円を描くように回し
(3)右鈴で左鈴の上端を叩き
(4)右鈴は眼の前に置き左鈴を下方から後上部に回し
(5)左鈴で右鈴を叩きこのようにして11数えて行う。
(12)の時、腕を下方から側面に伸ばして置き、唖鈴を立てる。
 
第11動:
(1)両腕を体の前面下方に置き肘を曲げないで共にその小指側の 端で唖鈴を叩き合わせ
(2)左鈴を立てて正面肘の水平にして同時に右鈴の小指側の端で 左鈴の親指側を叩き、(3)(4)の時その位置でそのまま。
 
第12動:
(1)11動
(1)と同じ位置で強く唖鈴を叩き合わせ次の3つ数える 間手でペダルをこぐように激しく交互循環させる、このようにして 16数えて行う。
 
第13動:
(1)11動
(1)のように唖鈴を叩き合わせ
(2)その位置でそのまま
(3)素早く両腕を側面に伸ばし
(4)その位置でそのまま(ただし唖鈴は立てる)
 
第14動:
(1)両腕を前面の下方に斜めに伸ばし共に小指側の端で唖鈴 を叩き合わせ
(2)同じ位置で親指側の端で叩き合わせこのように12数えて行う。
*体の後部下方で同様に12数えて行う。 *体の前後で交互に12数えて行う。(ただし前の時は小指側、後の 時は親指側で叩き合わせる。)
 
第15動:
(1)14動のように体の前で叩き合わせ、
(2)からだの後で叩き合わせ
(3)再び体の前で叩き合わせ
(4)肘を曲げないで各側面に両腕で半円を描き共に親 指側で頭上で叩き合わせる。このように12数えて行う。
 
第16動:
4つ数える間親指側で頭上で叩き合わせ毎回15〜18cmずつ右足を前 に進め膝を曲げ、直角をつくり右股を床と平行にする。
 
第17動:
(1)右もも上で共に小指側で叩き合わせ
(2)右股下で共に親指側で叩き合わせ
(3)再び右もも上で小指側で叩き合わせ
(4)肘を曲げないで側面から円を描き頭上で親指側で叩き合わせ、このように16数えて行う。ただし16の時左右の足を交代させる。
 
第18動:
左足で17動を16数えて行う。
 
第19動:
4数える間頭上で叩き合わせ毎回一歩ずつ左足を後ろに下げる。
 
第20動:
(1)強く両手を胸につけ(両腕を側面に密着させる)
(2)両腕を一斉に体の前方に斜めに伸ばし
(3)肘を曲げて
(1)の状態に戻しこのように12数えて行う。
 
第21動:
(1)小肘を曲げて胸につけ、同時に一斉に両肘で前上方から後ろ下方に円を描きこのようにして12数えて行う。
 
第22動:
(1)強く両腕を側面に伸ばし(鈴を立てる)
(2)肘を曲げ胸部に戻しこのように11数えて行う。
(12)の時両手を下方から前部に置き、同時に両足先を右に向け45°の角をつくる。
 
第23動:
(1)両鈴の一球を握って背後に垂らし同時に右足を一歩前進し(右股は床と平行)
(2)右足を左足の側にそろえ、同時に両腕を高く頭上に伸ばし
(3)二鈴を前面の上方から半円を描くように動かし背後の上方に達する
(4)二鈴を後部下方から半円を描くように動かし両眼の水平の位置に戻して、このように16数えて行う。
*ただし14から24動の用意のために、左の拇趾球を支点に180°回転して右かかとを左かかとにつけること。
 
第24動:
左足で23動と同じ運動を16数えて行う。
*ただし14から右の拇趾球を支点に回れ右をする。
 
第25動:
左右足で前後交互に16数えて行う。
*ただし14で正面を向き二鈴を頭上垂直の位置に置き15、16はそのままにしておく。
 
第26動:
(1)二鈴を肩前に持ち、
(2)頭上に右手をまっすぐ上げ、
(3)二鈴を元の位置に戻し(肩前)
(4)膝を曲げないで前屈し左鈴を左足の前に置く。
*以上の運動は準備のためのもので16には数えない。
(1)体を気をつけに、右鈴を肩前に戻し
(2)頭上に右手をまっすぐ上げ
(3)前肩に戻し
(4)前屈して床を叩き、このように右腕で16数えて行う。
*ただし16の時右鈴を床に置き左鈴を取る。
*左、左右交互、左右同時にもそれぞれ16数えて行う。 唖鈴を持たない方の手は腰にやっておく。
 
第27動:
(1)二鈴で同時に軽く胸を叩き
(2)再び叩き
(3)両腕を側面にまっすぐ伸ばし同時に各鈴の一端を握り
(4)腕を曲げて胸の位置に戻す。(一端を握ったまま)
 
第28動:
(1)右鈴を右肩上から、左鈴を左脇の下から背後に運び共に親指側の端で二鈴を叩き合わせ
(2)両腕を側面にまっすぐのばし
(3)
(1)とは逆に右を下、左を上に背後で叩き合わせ、このように12数えて行う。
 
第29動:
(1)二鈴を胸の上に置き、
(2)二鈴で胸を軽く叩き、
(3)右脚を曲げて目いっぱい横に進め、左脚を伸ばすと同時に右腕を上に、左腕を下にまっすぐ伸ばし
(4)両足の位置はそのままで左脚を曲げ右足を伸ばし、二鈴を胸の位置に戻し
(5)右脚を曲げ左脚を伸ばしこのように11数えて行う。
(12)二鈴を胸に戻し気をつけの姿勢で次の4数える間そのまま。
 
第30動:
29動と左右を逆にして11数えて行い、12〜16は気をつけでそのまま。
 
第31動:
(1)29動と同様に右足を側方に進め右腕を上に、左腕を下に伸ばし
(2)その位置でそのまま
(3)右足を元の位置に戻し二鈴を胸の位置に置き
(4)その位置でそのまま
(5)左側で同様の運動をし
(6)その位置でそのまま、このように左右交互に14数えて行う。
(15)左足を元の位置に戻し両腕を平行に前面水平上45°の位置に置き
(16)その位置でそのまま
 
第32動:
(1)二鈴で軽く胸部を叩き
(2)再び叩き(
(1),(2)間で十分息を鼻から吸うこと)
(3)強く二鈴を平行にして正面下方に伸ばし45°にし(同時に息を口から吐く。)
(4)肘を曲げないで二鈴を元の位置、つまり正面水準上45°の位置に戻しこのように16数えて行う。
 
第33動:
(1)〜(4)毎回二鈴で軽く胸部を叩き
(5)〜(8)毎回両腕を平行にして前面下方に伸ばし同時にその小指側の端で二鈴を叩き合わせ、このように32数えて行う。
*胸を叩くとき十分息を吸い、二鈴を叩き合わせるとき吐くこと。
 
第34動:
(1)両肘を曲げて二鈴を脇の下に置き、(上腕は肩と水平)
(2)両腕を側部にまっすぐ伸ばし手の平側を下にし、
(3)二鈴を脇の下に戻しこのように12数えて行う。
 
第35動:
(1)肘を曲げないで背後下方で共に小指側の端で二鈴を叩き合わせ
(2)側面から半円を描き頭上で親指側の端で二鈴を叩き合わせこのように12数えて行う。
 
第36動:
(1)二鈴を立てて両眼の前水準の位置に置き、両腕を横に開いてなるべく後ろに動かし(かかとを合わせる)
(2)二鈴を立てたまま正面両眼の前水準の位置で叩き合わせこのように12数えて行う。
 
第37動:
(1)右足を前方に進め同時に二鈴で胸を軽く叩き
(2)右足の位置はそのままで両腕を平行にして全面上部に斜めに伸ばし
(3)右足はそのままで二鈴を胸の位置に戻し
(4)右足を戻して体を気をつけの位置に戻し同時に二鈴で全面上方から後面下方に円を描くように動かし二鈴で胸を叩き同時に右足を交互にも同様に16数えて行う。
*左、左右交互にも同様に16数えて行う。
 
第38動:
(1)右足を側方に進め同時に右腕を横に伸ばし(爪が上)同時に左腕を頭上に曲げて、両腕と二鈴が平行になるようにし、
(2)その位置でそのまま
(3)体を直立の位置に戻し同時に背後下部で共に小指側の端で二鈴を叩き合わせ
(4)同じ位置で親指側の端を叩き合わせ、このようにして16数えて行う。
*左、左右交互にも同様に16数えて行う。

「アニヴル・コーラス」演習

108ページ

一、この運動は各種の鈴演習の後に演習すべきものである。
一、「用意」で右鈴を首の後ろに運び(親指側を下)左鈴を立てて右腕を左腕を立てて左腕を正面にまっすぐ伸ばし演習の用意とする。
一、「始めー」の号令で第1動の演習を始めること。

第1動:
(1)右鈴を頭上から運び左鈴の上端を叩きその勢いで左鈴を下げ
(2)左鈴を首の後ろに運び(右鈴は左鈴の最初の位置)
(3)左鈴を頭から運び右鈴の上端を叩き右鈴を下げ
(4)右鈴を首の後ろに運び(左鈴は正眼水平)
(5)右鈴を下から運び左鈴の下端を叩き、打ち上げ、
(6)左鈴を下から運び右鈴の下端を打ち上げ、
(7)両鈴共に上方から半円を描くように動かし背後下方で小指側の端を叩き合わせる。
(8)両肘を曲げないで側面に半円を描き共に親指側の端で二鈴を頭上で叩き合わせると同時に右足を一歩前進し
第2動:
(1)共に小指側の端で二鈴を背後の下部で叩き合わせると同時に右足を元の位置に戻し、
(2)
(1)と同様に二鈴を背後下部で叩き合わせると同時に左足を前進し、
(3)二鈴を背後下部で叩き合わせると同時に左足を戻しこのように左右交互に11数えて行う。
(12)右鈴を首の後ろ、左鈴を正面両眼水平の位置に置く、以上(12)では常にこの位置に戻す。
 
第3動:
1動と同じ運動を8数えて行う。(反複)
 
第4動:
(1)正面肩水平の位置で共に親指側の端で二鈴を叩き合わせ
(2)背後下部で共に小指側の端で二鈴を叩き合わせ
(3)頭上で親指側の端で叩き合わせ
(4)再び背後で叩き合わせこのように11数えて行う。(2)でいつもの位置へ。
第5動:
1動の反復
 
第6動:
(1)右足を一歩右側面に進め右鈴を右もも上15cmくらいの所に 立てて、同時に左鈴の親指側の端で右鈴の上部を叩き
(2)右脚を真っすぐにして左脚を曲げ同時に左鈴の上端を鈴が行 く方向に常に向いているようにしながら体の正面に全円を描き
(3)右脚を曲げて左脚を伸ばし
(1)と同様に左鈴で右鈴を叩き このようにして11数えて行い、(12)で定位置に戻す。
 
第7動:
1動の反復
 
第8動:
6動を左右で行う。
 
第9動:
1動の反復
 
第10動:
(1)右足を一歩右側面に進め右鈴を右もも上15cmくらいの所に横 に置き(爪を下)、同時に左鈴を上部から運びその親指側の端 で右鈴の親指側の端を叩き
(2)両足の位置はそのままで肘を曲げないで素早く左鈴を円を描くよう に回し
(1)と同様に右鈴を叩く、このように11数えて行う。
 
第11動:
1動の反復
 
第12動:
10動を左側で同様に行う。
(12)体を気をつけの姿勢に戻し鈴の親指側の端を正面にして 二鈴を体の側面に垂らすこと。
 

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2008.10.14