大震災と原発事故から2年半、
フラガールの故郷・いわき市で暮らす人びとと、それぞれの思い。
いわきノート

福島県の南部に位置し、福島第一原発から最寄りの都市であるいわき市。かつて炭鉱の賑わいや、映画フラガールで知られる街です。東日本大震災では446名が犠牲となり、現在も福島第一原発の周辺町村から2万人以上の避難を受け入れています。
環境の変化のストレスや風評被害が住人たちにのしかかる状況の中、[未来会議inいわき]が開催されています。それは市内外から職業も年齢も考えも異なる人々が集い、自らの経験や思いを語る場です。カメラは偶然に出会った人々による対話が無数に発生し、過去から現在そして未来に向けて対話が発展する様子を追います。
会場に立ち会ったあとで、カメラは参加者たちの日常をも見つめます。農業や漁業に携わる人、子育て中の母親たち、教師と高校生、僧侶やサーファーなど。そして今なお仮設住宅で生活する人たち。映画は、市井の人びとが語る言葉をひとつずつ照らし、一人ひとりの物語を丹念に描いてゆきます。


福島の人たちの声を世界に届けるために。
11名の大学生が丹念に取材を重ねたドキュメント。
いわきノート

いわき市で取材にあたったのは大学生11名。震災の記憶が風化しゆく現状を感じていたという彼らの合い言葉は“福島の人たちの声を世界に届ける”。未知の街で丹念に取材した結果、撮影素材はのべ90時間にも及んだ。本編では人々の言葉と市内の情景とが、人々の声を紡ぐ映像として構成されている。

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