Sato Taichi
博士前期課程2年
子規の句
35×67.5cm
正岡子規の句
ほつかりと 月夜に黒し 鹿の影
「ほつかり」の擬音にあうような柔らかさを意識しました。私にとって鹿は故郷広島の厳島と結びつきが強く、いつか鹿が入った句を書いてみたいと思っていたので今回形にできてよかったです。
臨 法輪寺切
27.5×12.5cm(1葉目),27.5×8㎝(2葉目),27.5×4cm(3葉目),27.5×6.5㎝(4葉目)
「法輪寺切」は『和漢朗詠集』の断簡の一種で、淡藍色の漉紙に、藍、紫の羅紋の飛雲があることが特徴の古筆です。いくつもの断簡が伝わっていますが、今回は「恋」の断簡4葉を臨書しました。もっとしなやかな線質を目指し、引き続き励んでいきます。