構成 領域

構成 領域

構成領域は造形分野における基礎研究を担う領域である。すなわち、研究成果がすぐに何かの役に立つことを必ずしも想定せず、造形によって引き起こされるユニークな視覚効果を純粋に探究することができる。研究対象は平面、半立体、立体、空間構成、運動造形など多岐にわたり、素材や媒体も問わない。したがって、造形を専門的に学んできた者であれば分野を問わず進学の選択肢となり得る。

制作研究では、色、形、素材、光、運動など造形の基本的要素を注意深く観察することにより、新しい視覚効果を得られる造形方法を模索する。理論研究では制作研究により得られた新たな視覚効果について、関連作品の分析や文献調査および実験による検証などに基づいて多角的に考察する。こうして得られた知見を蓄積・発信し、造形表現の基盤を拡張することが構成学研究の目的である。

主な専門科目

平面・立体構成論特講

平面・立体構成演習A・B

研究・制作発表特別演習Ⅰ・II

芸術学学位プログラム特別演習

芸術学学位プログラム特別研究

修了生の進路

デザイナー、造形作家、研究者、各種学校の教員となって、社会のそれぞれの分野において活躍している。

主な修了生

H1 森脇 裕之 多摩美術大学 准教授

H2 松村 泰三 東北芸術工科大学 准教授

H2 和田 直人 日本女子大学 教授

H8 星加 民雄 崇城大学 准教授

H10 赤山 仁 玉川大学 准教授

H14 金 度亨 兵庫教育大学 助教

H14 金 尾勁 九州産業大学 准教授

H16 孔 鎭烈 秋田公立美術大学 准教授

H20 上浦 佑太 筑波大学 助教

H24 小松 太志 郡山女子大学短期大学部 准教授

*芸術学学位プログラム移行前の修了生になります。

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