プロダクトデザイン領域では、日常の機器から宇宙開発の装置までに及ぶ、人間が生産する機械と人間との係わり方の理想と理念を探究する。将来プロダクトデザイナー、あるいは当該分野の指導者として必要とされる、より高度なデザイン理念を、演習などを通じて習得し、その形や機構と人の関わりを探ることを目標としている。
現在、デザイン方法論にも新たな展開が望まれており、「なにを」「どのように」デザインするのかという問いに加えて「なぜ」デザインをするのかが重要な課題となっている。この期待に応えるために、機器と人間とのインターフェースを感性と知性の両面から学習し、その成果の確認を学外関係機関の実習などを含めて行っている。
修了生には、外国人も多く、それぞれ自国の教育、研究機関の中枢として活躍している。
修了生の進路
トヨタ自動車、日産自動車、スズキ、パナソニック、ソニー、富士通、日本アイ・ビー・エム、松下電工、カシオ計算機、GK広島総研、任天堂、大学教員
大学院後期課程進学(感性認知脳科学専攻、芸術専攻)
主な修了生
S57 | 川島 一世 | カシオ計算機株式会社Gショック開発 |
H1 | 伊藤 節 | STUDIO I.T.O.DESIGN(ミラノ)プロダクトデザイン分野での国際的活躍 |
H2 | 三枝樹 成昭 | IBM JAPAN/ASIA/Pacific Technical Operation IBM本社社長賞 |
H12 | 内山 俊朗 | 筑波大学芸術系准教授 |
H16 | 姜 南圭 | 公立はこだて未来大学准教授 |